高垣彩陽さんが出演した『アニ×ワラ vol.5』(2016-05-07)

新宿文化センター大ホール 17:00開場 18:00開演。


天津 向さんがプロデュースする「アニソンとお笑いの奇跡の融合を目指す」という
よく分からないイベント。
このイベントに何故か、高垣彩陽さんが出演するというので、ちょっとした「期待」
を持って行きました。
まぁ、大事なコンサートの前日に「何やってんだ」という声もあるでしょうけど(笑)。
あやひーに関しては、「練習のやり過ぎ」という心配があるので、このイベントは良い
息抜きになるのではないかと解釈していました。
このイベントには、歌を歌う声優とお笑い芸人が出演しています。
歌とお笑いを交互にやり、声優さんと芸人とのトークがあるという趣向で、天津さんが
司会というかまとめ役ですね。


あやひーは、天津さんとの漫才をやり、トリで3曲歌いました。
他のコーナーには出演せず、大事にされていた印象です。
スクリーンに「天津 向×高垣彩陽」と出た時の歓声はもの凄かったです。
みんな、あやひーに何を期待しているんだよ(笑)。
それにしても、あやひーの自然な佇まいには驚きました。
天津さんと並んで、何の違和感もないんですよ。歌姫が、それもどうかと思うけど(笑)。
素人っぽさがありません。むしろ、落着きと貫禄があります。
何なんだこの人は。


漫才のスタイルとしては、天津さんがネタを振り、あやひーがボケて天津さんがツッコむ
パターンでした。多分、打ち合わせもそれ程は出来ない状況だったと思います。
その中で、ある程度自由にあやひーに喋ってもらい、プロの天津さんが上手く纏めるという
方針だったと思います。
内容については、あんまり期待はしてなかったけど、意外に面白かったです。
天津さんの言葉に対するあやひーの反応、間が実に良かったです。
それに発声がしっかりしているので、プロと対等の会話になってます。
あやひーが沢山ダジャレを言ってましたが、あのセンスは天津さんのものではない(笑)。
漫才の最後の方で、天津さんが「アドリブが凄まじい」と言ってましたよ。
もっと後のコーナー(あやひーはいない時)でも天津さんは
「あんなにアドリブ入れてくるとは思わなかった」と言ってたので、ダジャレ部分は相当
アドリブだったようです。
プロをも驚かせる女漫才師あやひー、30歳。


結局、高垣彩陽という役者は、今までの舞台経験を全て血肉化しているんだな、という
印象です。だから、その場に合った「役になり切る」という事も自然に出来てしまうので
はないでしょうか。


さて、歌姫あやひーがラストに3曲歌いました。
01.Rebirth-day
02.キグルミ惑星
03.You Raise Me Up
凄い組み合わせだな。
01.の出だしはあんまり声が出ていない気もしましたが、すぐに本調子に。
02.は生で初めて聴きました。そんな機会があるとは思わなかったので、とても嬉しい
です。何の予備知識無しにあの場面を見たら、「歌ってる人は気が狂ってる」と思うん
じゃないでしょうか。それほど衝撃的。
03.02.の直後にこれですからね。やっぱり、気が狂ってる(褒め言葉)。


最後に出演者が全員集合してゲーム。
一度、下ネタを言う芸人がいました。
その時のあやひーの本当に嫌そうなお顔・・・大変良かったです(笑)。
あやひー、マイク持ってない人に渡したり、スケッチブック持ってない人に渡したり、
チョロチョロ動き回ってました。やっぱり、小動物みたいです。
それから、スケッチブックに天津さんの似顔絵描いて遊んでました。
チラッと見えたけど、結構デフォルメしてたような。
あやひーの隣の人がそれを見て笑ってましたよ。
そんな訳で、あやひーの存在感が大きいイベントだったので行って良かったです。


実は密かに期待していたのが、あやひー×タカガキ君の漫才でした(笑)。