スフィアのメモリアルブック「スフィアニ!」(2017-10-13)

2010年3月10日分から、試験的に書いています。
本家(2009年1月5日〜)は、こちらです。
http://stsimon.seesaa.net/


「スフィアの音楽活動を網羅したメモリアル・ブック」という触れ込みの本が
発売されました。


確かに音楽関係の記述は充実しています。
楽曲提供者である畑 亜貴、rinoこだまさおり松田彬人、高橋 諒、各氏への
インタビューがありますからね。
スフィアについて語った印象的な言葉を独断で挙げるなら


畑「誰ひとり欠けることなく4人で頑張れたということは、ユニットとしてすごく
貴重なことだと思うんです。それぞれの活動もあるし、それぞれの考え方もある
なかで4人で駆け抜けられたんですもんね。その成長っぷりはすごいです」


rino「最初の頃に観たライブではかわいらしい印象を受けたんですが、それが今
ではすごく削ぎ落されて、かっこよくなってて、笑いもあって(笑)。とてもプロ
フェッショナルだと思います。それに、4人がそれぞれ魅せ方を知っていますよね。
さらに飛んだり跳ねたりしながら歌もうたって・・・だからプロデューサーには
「彼女たちはアスリートだと思います」って言ったことがあります。しかも彼女
たち自身は、役者が本業ですからね。そっちの仕事もあるのにすごいなぁって、
今でも思ってます」


こだま「何を書いてもちゃんと自分たちのものにしてくれるし、何を書いても
"スフィアの歌詞"になるんですよね。あとはやっぱり、誠実な印象が強いです。
スフィアさんは生命力があるというか、すごくキラキラしていますよね。お芝居も
観に行かせていただいたことがあるんですが、全力!って感じで。すごいですよね。
アコースティック・バージョンは余計そう感じるんですが、本当に「奇跡のハーモニー」
ですよね。しかも、「めちゃくちゃうまいな!」って今回改めて思いました。昔の
映像を観たら、「あ、昔からうまかったな」って思ったんですけど(笑)、毎回その
存在感にはっとさせられます」


松田「成長はしているものの、印象にそんな大きな変化は感じないですね。初めて
お会いしたときからかわいらしい人たちで、その魅力はずっと変わっていないと思い
ます。ただ、歌にしろ舞台上での構え方にしろ、今の彼女たちは余裕がありますよね。
それでいて若さが感じられないわけじゃなくて、安心感があります」


高橋「皆さん個性が立っていらっしゃって、かつユニットとしてのバランスがいい
ですよね。ライブもすごく楽しかったです。それぞれが自分の魅せ方をわかっていて、
実力も伴っているので、ショーとしての完成度が高いなと思いました。僕は音楽面
しかわからないですが、ユニゾンでもハモっても、ちょうどいいバランスでうまく
いっているんですよね。音源で聴いていた印象のままで、実力のある方々なんだな
って改めて思いました」


何だか女性陣の方が熱量が高いです、他の部分でも。
いずれにしても、スフィアの実力や魅力を正しく認識していると思います。
まぁ、ファンより密接に接しているので、それを知っているのは当然か(笑)。
社交辞令もあるだろうけど、それだけではない気持ちも感じられて嬉しくなります。


バンドマスター平井武士さんのインタビューも別の視点で面白いです。
平井「お互いに緊張もあったからか、最初の2〜3年は仕事以外の会話をしたことは
なかったんじゃないかな。それくらいとにかく仕事にストイックで。だから
「音楽業界にこんな真面目な人たちがいたんだ!」っていう印象でした」
音楽業界は不良の集まりなんですね(超偏見)。


平井「何年経っても、売れていても、製作側に「全部任せる」って人もいっぱいいる
んですけど、スフィアはわりと早い段階から自分たちから「これをやってみたい」
って言いだした。自分たちでアイデアを出すなんて、考えるべきことも増えるし、
責任も生まれるから絶対大変なんですけど、それを忙しいなかでやってくるって
すごいことだなぁって思います」
そういう事を、控え目に告知はしても、決して自慢しないのもスフィア。


平井「この4人のすごいところは、アフレコ帰りのリハだろうが、リハ終りで
アフレコだろうが、全員現場ではため息もあくびもしないんですよ。この6〜7年
の間で1回も見たことないです」
レッド平井はよく観察していますね。

平井「つらそうな顔も、なんなら疲れた顔も見たことない。これはこっちが勉強に
なりました。たぶん「そういう顔を見せちゃいけない」って本人たちが意識している
んだと思います」
レッド平井は、ミューレ家の家訓「調子に乗ったら終わり」を知らない筈ですが、
スフィアの行動からそれを理解しているのは間違いないです。


平井「前の日に決まった動きとか新しい振り付けが次の日には完璧になっているん
だから、絶対に家で何時間かやってるはずなんですよ。なのにめちゃくちゃ元気
だし、しかもウォーミングアップを入念にやるから、基本的にバンドよりも先に
現場に入るんですよ。ということは僕らよりも睡眠時間も絶対短い。なのに、ため
息ついたり、あくびしたりが1回もないのは、本当にすごいですね」
スフィアのプロ意識の高さは凄い。凄いけれど、これ読んだらますますあくびも
出来なくなりそう(笑)。


平井さんは、以前別のインタビューでもスフィアの「真面目さ」を絶賛していたけど
今回の記事を読んでも、本当にスフィアへのリスペクトが強い。感激ですよ。


水島精二監督の記事は省略。
私にとってこの人は、「A級戦犯」なのです。
スフィアというトップクラスの声優を揃えながら、とんでもない駄作しか作れ
なかったからです。
詳しくは、私のブログの「夏色キセキ」カテゴリを読めば分かります(笑)。
スフィア主演のアニメについて
「いやー、やりたいっすよ」って、どの口が言うんだ、この野郎!!


興奮し過ぎたので、スフィアへのインタビュー紹介等は別の機会にします(笑)。