国民健康保険って、もの凄く奇怪なシステムなんですね。

2010年3月10日分から、試験的に書いています。
本家(2009年1月5日〜)は、こちらです。
http://stsimon.seesaa.net/


ある人に聞いた実話なんですが、江戸時代の話かと思ったよ(笑)。
①その人(親)は会社員なので、会社の健保に加入していた。
②子供はバイトをしているが年収130万以上なので、扶養に入れず国保(国民健康保険)
に加入している。そして、支払いは子供が自分の口座から引き落としにしている。


ここまでは、問題が無いように思えます。
しかし、親が抱いた違和感は、国保の請求が親(世帯主)に来る事でした。
親は国保に加入していないのにね。
これは、国保が世帯単位で考えられているからです(後から仕入れた知識)。


さて、その親が会社を辞めました。
再就職は2ヶ月後の予定なので、それまでは国保に加入する事になります。
そこで区役所で国保の加入手続きをしました。
これが、日本の皆保険制度です。
それは良いのですが、区からのお知らせを見て腰を抜かすほど驚いたそうです。


そこには、金額の記載と共に次のような一文があったそうです。
口座振替をご利用頂いているので、納付書は同封しません」
しばらく、意味が分からなかったそうです(笑)。


まさか、と思って問い合わせると案の定、親の国民健康保険料を子供の口座から引き
落とすという説明です。
当然、子供の許可、親の許可を取ってないんですよ。
そんな事が許されるのか今の時代に、というのが私も思った感想です。
ハッキリ言えば犯罪だよなぁ。
評判悪い国民年金だって、口座引き落としは申し込みが必要だし、クレジットの場合は
同意書も必要です。


しかも、引き落とされる保険料は、親子合算されていて個人の明細が不明になって
しまうそうです。とにかく「世帯単位ですから」と逃げまくる役所(笑)。
「世帯単位」ならば、世帯主の口座から引き落とすのが筋では?
結果的には、世帯主の保険料を子供の口座から無断で引き落とす事になります。
その家で家庭争議が発生するんじゃないかな、冗談ではなく。


今の時代、同じ世帯であっても、親子の人生は別だし、それぞれの人生があります。
「世帯単位」で処理されるのは、非常に不合理だと思います。
こんな江戸時代みたいな制度が続いているのに、専門家は何にも言わないのか。


高垣家では、あやひーパパが娘の分まで全部払ってるんでしょうねぇ・・・。