月刊「ハンナ」2018年11月号(2018-10-18)

高垣彩陽さんが表紙を飾り、SPECIAL TALKインタビューが掲載されるという事で
大変注目していました。


表紙というのは、文字通りその雑誌の「顔」であり、購買層への大きなアピールに
なります。そこに、肩書が声優であるあやひーを持ってきた編集部は英断でした。
だって、主な読者層にとっては、ほぼあやひーを知らないでしょうからね。
これも、歌手デビューから一環してクラシック曲も歌ってきて、その歌唱力が
認知された結果だと思います。
編集部に、あやひーファンがいる説も有力(笑)。
表紙以外の写真も、非常に良い表情です。何だかリラックスしている印象です。


「SPECIAL TALK」はカラー3ページで写真が1ページあるので、実質的なインタビュー
記事は2ページになります。



内容としては、アニメ誌などで語った内容を少し詳しくというものかな。
個人的には、少し踏み込んだと思える発言があり、興味深かったです。
今までは歌手としての高垣彩陽について、音大出身という事もあり
「クラシックをルーツとする」という紹介や発言がありました。
今回は「宗教音楽は自分の原点でもある曲」と語っています。
以前、「アヴェ・ヴェルム・コルプス」をCDに入れたかったという話もあったので
宗教音楽好きは分かっていましたが、ここまでハッキリ言うとは。


もう一つは、アヴェ・マリアに関してです。
あやひーは、かつて「好きなクラシックの曲を1曲だけ挙げるなら?」という質問に対して
アヴェ・マリア」と答えています。
2011年7月24日のデビューシングル発売時の握手会。
この時私は「誰のアヴェ・マリアが好きなんですか?」と聞いたんですが「全部です!」
と答えられてしまい、目的は果たせませんでした(笑)。
今回は「Ave Mariaは、カッチーニが一番好きなのですが」と明言しました。
カッチーニだったのか・・・。7年目の真実(笑)。


あやひーから読者へのメッセージ。
「私が普段活動しているアニメーションの世界、そして私のルーツでもあるクラシック
の世界というのは、なかなか交わる機会が少ないです。私がそもそもこの『melodia』と
いうシリーズを始めたのは、"私の歌声でその人の世界が広がったらいいな"という思い
からです。私自身がそうだったのですが"好きなものが増える"ことは"人生が豊かになる"
ことだと思っています。(中略)誰かの世界を少しでも広げることができたら・・・・・・と
いう気持ちを込めて作ったアルバムです。新しい扉を開けるような気持で手に取っていた
だけたら幸せです」


あと、あやひーの紹介文も気合が入っていて良かったです。
唯一惜しむらくは、代表作に「true tears」が入っていない事です。
TARI TARI」は入っているのに「true tears」が抜けてはまずいと思います。
次回の紹介文には、是非入れて頂きたいと思います。


あやひーは、愛の、いや音楽の伝道師だな。