シブすぎ技術に男泣き!2

2010年3月10日分から、試験的に書いています。
本家(2009年1月5日〜)は、こちらです。
http://stsimon.paslog.jp/


以前「シブすぎ技術に男泣き!」(2010年06月03日)を紹介しました。
何と、第2巻が出ました。新聞広告を見て知りました。
「ものづくり日本の技術者を追ったコミックエッセイ」です。
戸松遥さんとかスフィアは絶対に読まないコミックだと思います(笑)。


絵は相変わらず下手なんですが、慣れたし内容は安定しています。
前回の「波動スピーカー」みたいな美味しいネタはないのですが、あれは
技術の詳細が不明なので例外と言うべきでしょう。


今回の目玉は2章の「東の蒲田、西の東大阪、たくましき町工場に男泣き!」
かな。細かい工夫や独自の技術には職人の誇りを感じます。
使う人の立場に立った細かい気配りがある限り、中国の安い量産品も怖く
ないと思いたいです。
工夫を褒められて、ちょっと得意げな社長さんは味があります。
また、長年使っている機械を人のように扱う場面には共感するなぁ。
4章の「シブすぎ技術にバラしすぎ!」も面白いです。
カメラ三脚、ハンディミシン、ハンディクリーナーを分解してます。
分解して分かる工夫の数々に、無名の技術者達の魂を感じます。


このシリーズも2冊目なので、ちゃんとした技術者や職人がほとんどです。
駄菓子菓子、やっぱりいました変な人が(笑)。
UFO見たとかはありがちなんですが、UFOから「500人くらいの宇宙人がオレ
のことを見てた」というのは中々手強いです。
著者はこの人に、殺され(?)かけるのですがその動機も謎です。
一見腰が低い人だけに、「静かな狂気」みたいなのが余計怖いなぁ。


前作が好評だったので、イベントの依頼があったそうです。
イベントと言っても、戸松遥さんとかスフィアを想像してはいけません。
何しろお客さんに「ヤスリがけスピード選手権」をさせるんですから(笑)。
勝った人が優勝賞品を「いりません」と言うのが笑えます。
確かに直径80cmのアルミの鍋ブタはいらんわな。


この本の続刊あれば、また買いそうな気がします。