今年の凱旋門賞は、日本の馬が勝つかも。

今年の10月6日に、フランスのロンシャン競馬場で行われる芝2400mの大レース。
日本では「世界最高峰のレース」と喧伝される事も多いです。
過去には、日本の強い馬が挑戦して惨敗し、世界との差を見せ付けられていました。
最近では、日本馬の実力が向上して2着が3回あります。
特に去年のオルフェーヴル。直線抜け出して後続に差を付けた時は、誰もが「勝った!」
と思った筈です。ところがゴール直前まさかの失速、伏兵馬に差されて2着でした。
内容としては1番強かったので、今年もチャンスは充分にあります。
オルフェーヴルは去年と同じ前哨戦フォア賞を使い、去年以上の大楽勝でした。
他のメンバーが弱かったのですが、トレーニングみたいな負担のかからないレースだった
ので本番が楽しみです。
去年の実績から、ヨーロッパでの評価も高く前売りで1番人気となっています。


面白いのがもう1頭の挑戦馬キズナ。あやひーの好きそうな名前だな。
今年の日本ダービーを勝っているのですが、ロンシャン競馬場の力のいる重い馬場が合う
かどうか、追い込み馬だけに不安がありました。
一般的に、重馬場では先行馬の方が有利なのです。
ところが、キズナはそんな馬場を楽々とこなし、今年の英国ダービー(本家!)馬である
ルーラーオブザワールドに競り勝って前哨戦ニエル賞で1着になりました。
ルーラーオブザワールドは重馬場を得意とする馬なので、なおさら価値があります。
このレースには、他にも地元フランスの強豪フリントシャトーも出ていたのでレベルは
かなり高かったのです。
初の海外競馬で勝ったキズナは、馬場適性もあるし俄然面白くなりました。
しかも、3歳馬なので本番では負担重量が軽くなるメリットがあります。
去年勝ったのも、負担重量が軽かった3歳牝馬なのです。
日本ダービーを勝った馬がその年に凱旋門賞に出るのは初めての事です。
オルフェーヴル日本ダービーを勝った翌年でした。
オルフェーヴルには去年と同じスミヨン騎手、キズナ武豊騎手です。
どうせなら、初の日本馬勝利を初の日本人騎手で達成してもらいたいなぁ。


日本馬の1-2着独占も、あながち妄想とは言えません。テレビ中継が楽しみです。