豊崎愛生さんが初出演の舞台『不如帰』を観ました。

2010年3月10日分から、試験的に書いています。
本家(2009年1月5日〜)は、こちらです。
http://stsimon.paslog.jp/


浅沼晋太郎さんが作・演出するbpmの舞台です。あやひーも観たそうです。
あやひーは「ネタバレになるので」という事で詳細は語っていませんが、初演でも
ないし、もうすぐ終わるし、あたしゃ書くよ(笑)。
ストーリーは、本能寺で死んだ織田信長は、実は替え玉でしたという
「歴史改変ファンタジー」とでも言うべきものです。
小劇場作品らしいスピーディーな展開と、あやひーの大好きな派手な殺陣と効果に
よって楽しめました。エンタメ作品として優れていると思いました。
浅沼晋太郎さんは、声優より舞台作家としての才能があるんじゃないかな。


まぁ、ストーリー的には本物の織田信長が12年間山から一歩も出ていないとか、秀吉
が光秀をすぐに殺そうとしないとか、ちょっと無理気味なところもありました。
個人的に違和感が強かったのが、明智光秀の人物像でした。
私は詳しくはないけど、光秀は当時の教養人だった筈です。
それが今回は、見た目も中身もイメージ的に佐々木小次郎(笑)。つまり武闘派。
なまじ役者さんが迫力あって上手いので、余計にギャップを感じてしまいました。
さて、豊崎愛生さんの役は明智光秀の三女たまです。
後の細川ガラシャと言ったほうが通りがいいと思います。
あきぽんは初舞台の上、いわば客演なのでプレッシャーもあると思いますが、可愛く
て、ちょっとトボけたお姫様役を好演しています。
あやひーは「黒髪ロングあきちゃん新鮮」とか書いてますが、語るべきはそこかよ(笑)。
やっぱり、あきぽんは独特の存在感があります。
他の役者さんとは、演技のベクトル方向が違っている印象ですが、これはあきぽんが
どれほど舞台経験を積んでも変わらない性質の気がします。非常にユニークです。


織田信長役の菊地創さんは、eufoniusの人とは別人です(笑)。