高垣彩陽さん出演の『KAKOCHI-YA』を観ました。

2010年3月10日分から、試験的に書いています。
本家(2009年1月5日〜)は、こちらです。
http://stsimon.seesaa.net/


青山メインランドpresents キバコの会 第五回公演 『KAKOCHI-YA』を赤坂レッドシアター
で観て来ました。
お芝居のあらすじは、HPによると
 「託つ(かこつ)」・・・心が満たされず不平を言うこと、恨むこと。
 とある嵐の夜-----男三人が、山奥にある屋敷に集められた。
 不可思議なことに、男たちを呼んだ相手は過去に死んだ三人の女たち。
 その屋敷は、現世に不満を持ち、
 その恨みのせいで成仏できない霊たちが集まる幽霊屋敷で、
 「託ち屋」(かこちや)と名乗る謎の怪しい人物が住んでいた。
 託ち屋は、その霊たちの話を聞き、抱えている恨みをはらし
 成仏させることが役目だという。
 更に次々と屋敷でおこる怪奇現象に大混乱する中、
 三人それぞれに、いわくつきの女の幽霊たちが現れる!!
 果たして、女の幽霊たちを成仏させられるのか!?
みたいな、ホラーコメディです。
予備知識なしに観劇しましたが、出演者のクレジット順だとあやひーは11番目なんですよ。
だから、ちょっと不安だったのですが、全くの杞憂でした。
あやひーの役は「託ち屋(かこちや)」という事で、劇のタイトルにもなっている位で、非常に
重要な役でした。
「あやひごろ」(2014-09-18)でも触れていますが
 まだまだ私の本番姿は解禁しませんっ!
 ふふふ…( ̄▽ ̄)
 どんな姿かお楽しみにっっ!
本当に凄い姿ですよ。そのうち写真がUPされると思いますが、ビックリするぜ(笑)。


メインの男性3人が、芸歴30年以上のベテランです。
だから、演技が濃いというか客席いじりも上手いし、いかにも小劇場のベテラン俳優という
感じです。どうしても、劇団カクスコを思い出すなぁ・・・。
あやひーの役柄は、扇の要に相当するし、お芝居の狂言回しの役割も担っています。
だから、演技力が弱いとお芝居そのものが成立しません。
あやひーの演技は、ベテラン男性俳優3人に拮抗するレベルで素晴らしいものがあります。
この役にあやひーを持ってきた堤 幸彦は流石の眼力です。
あやひーの声は良く通るし、滑舌は良いし、セリフはシャープだし舞台役者としての基本が
既に出来ています。何だか、舞台役者としてどんどん成長しているなぁ。素晴らしいです。
更に、アニメネタとか物マネ、歌う場面もあって、あやひーのための演出も見えて嬉しい
限りです。
ところで、色々なギャグネタのほとんどが分かりました。
特に古いネタは完璧に分かってしまい、若干複雑な気持ちではあります(笑)。
メインの男性3人の記憶があやふやな点から、結末は予想出来てしまいました。
流石に、壮大なネタバレになるので、ここでは書きませんが。
途中で、出演者にはサプライズとなるような演出が何回かありました。
個人的には、芝居の流れを止めるので、あんまりやって欲しくないです。
あやひーが、素で怖がっている(それも演出ですが)のは可愛くて良かったけど(笑)。
スコットランド独立投票の結果まで入れる演出は、この日だけのサービスかな。
全体としては、小劇場特有のサービス精神一杯の舞台で非常に楽しめました。


もう一度観たいのですが、時間的な余裕があるのかが問題です。