ミクローシュ・ペレーニ J.S.バッハ無伴奏チェロ組曲全曲演奏会(2015-12-04,06)

浜離宮朝日ホール 12/4 19:00開演 12/6 14:00開演


スフィア結成が発表された、あの「チョコまつり」の場所です。何故、この場所だった
のか、今も謎です。


12/4(金)
1.無伴奏チェロ組曲第1番ト長調 BWV1007
2.無伴奏チェロ組曲第5番ハ短調 BWV1011
3.無伴奏チェロ組曲第4番変ホ長調 BWV1010
12/6(日)
4.無伴奏チェロ組曲第2番ニ短調 BWV1008
5.無伴奏チェロ組曲第3番ハ長調 BWV1009
6.無伴奏チェロ組曲第6番ニ長調 BWV1012


私の敬愛するペレーニ先生(私の心の師匠)の演奏会。
これは、大変素晴らしかったです。
技術的には、ピークを過ぎている年齢(67歳)かとは思いますが、そんな事を感じさせ
ませんでした。
第1番の出だしで、あんまり弓を使わない(動かさない)のに豊かな音の響きに驚く。
この難曲、多分プロ的には技術面より精神面が問題となる曲だと思います。
自分のその時の精神が出てしまう恐ろしい曲です。
ペレーニにおいては、バッハの精神が自身の血肉化している印象です。
だから、全く無理している感じがしないのです。
むしろ、余裕で遊んでいる感さえあります。
聴いていると、不思議に満たされるのです。
ペレーニは、ほとんど目を閉じて演奏してました。もちろん譜面台も無し。
そして、時折微笑を浮かべて実に楽しそうです。
とにかく、とても楽しめました。


つかの間、『TARI TARI』論を忘れてリラックス(笑)。