映画『クハナ!』を観ました。

2010年3月10日分から、試験的に書いています。
本家(2009年1月5日〜)は、こちらです。
http://stsimon.seesaa.net/


もちろん、あやひー目当てである事は確かですが、映画も中々面白かったです。


あやひーの出番は、ラストの東海大会会場の係員役で、2カット程度です。
出番は僅かですが、流石にセリフの切れ味とか存在感は、只者ではない雰囲気です。
逆に、もっと重要な役だと、他の素人に毛の生えた人達との差が出過ぎるかも知れません。
・・・という事で、自分を納得させました(笑)。


内容的には、細かいツッコミどころはありますが、「夢は努力すれば実現する」みたいな
ウソ臭いファンタジーにはなっていない点は大変良かったと思います。
キッズ達が東海大会を突破出来ないのは予想の範疇でしたが、ヒロインの周辺事情の描き方
が印象的です。親の仕事とかお金の問題とか。
楽器の練習シーン・上達シーンの描写が割と淡白なので、余計その印象が強いです。


だけど、楽器を買うお金の調達方法は疑問です。
あそこは、お祖母ちゃんの年金から、が自然じゃないでしょうか。
祖母「私の年金から出すよ」
子「えっ?だって、年金は旅行の積立に使うって・・・」
祖母「孫に投資するのが私の趣味なんだよ」
子「やっぱり、年金保険料払ってて良かったね、お祖母ちゃん!」
祖母「本当に、若い時から苦しい時でも払ってて良かったよ」
そうすれば、日本年金機構が協賛企業になってくれて、お金を引っ張れたかも知れません(笑)。
後は、ヴァイオリンの子が上手すぎて不自然(笑)。
キリンの商品名がドーンと映ってる場面で、協賛企業を実感しました。


パンフレットでの秦監督の発言が面白いです。
製作費用5000万を集める話の中で
「『地元を盛り上げるためなら、できることは何でもしますよ』と言っていた大きな会社の
社長さんが、具体的なお金の話になった瞬間に態度が急変したりします。『東京から胡散臭い
奴がやって来て、地元民を騙して金儲けをしようとしている』と陰口を叩かれたこともあり
ました」
それこそ映画みたいだな。秦監督、その「地元の大きな会社」の名前を言っちゃえば?(笑)。


昨日、旅行の話書いたけど、確かに一番大変だったのは、お金作りだったなぁ・・・。