注目の将棋、竜王戦第一局。

2010年3月10日分から、試験的に書いています。
本家(2009年1月5日〜)は、こちらです。
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渡辺明竜王VS丸山九段です。
三浦九段の辞退による丸山九段の繰り上がり挑戦という前代未聞の事態です。
その第一局が、10/15〜16に京都で行われました。
余計な物を持ち込んでいるか、金属探知機による検査も初めて実施。
対局者は2日間、スマホやパソコンに触れません。凄い時代になったものです。
結果は、68手で後手番・渡辺明竜王の快勝でした。


でしたが、問題は戦型なんですよ。
何と、10/3の渡辺明竜王VS三浦九段と同じでした(笑)。
その時も後手番だった渡辺明竜王が、今回は途中で手を変えて勝ちました。
この人達は、どういう神経しているんだよ(笑)。
まぁ、特に深いメッセージ性は無いと思いますが、色々と憶測を呼びそうな予感。


三浦九段の「カンニング疑惑」で、丸山九段が繰り上がり挑戦者になった訳ですが、その時の
山九段のお言葉は、「日本将棋連盟の決定には個人的には賛成しかねますが、竜王戦
将棋の最高棋戦ですので全力を尽くします」でした。
一見すると、三浦九段を擁護するようにも見えますが、多分違います。
三浦九段の「カンニング疑惑」が顕著になったのは、今夏以降との話です。
そして、丸山九段と三浦九段は、竜王戦の挑戦者を決める決勝トーナメントを戦っています。
三浦九段が2勝1敗で勝ったのですが、その時期が8/15〜9/8でした。
まさに、問題の期間だったのです。


そして、10/3のA級順位戦での渡辺明竜王と三浦九段の戦い。
時期的にも、渡辺明竜王と丸山九段が、三浦九段に「カンニング疑惑」を抱いたのは確かだと
思われます。突然、自分の読みのはるか上を行く手を連発されたら疑うよね。
しかも、しょっちゅう離席しているし。
日本将棋連盟は、「対局相手を含む5人前後からの指摘があった」と言ってますが、その中に
渡辺明竜王と丸山九段がいたのは、容易に推測出来ます。
何しろ、重要な対局だった訳ですからね。
そう考えると、丸山九段の発言は「ペナルティが軽すぎる」と読むのが正解の気がします。


今回の竜王戦は、「被害者(仮)同士」の戦いにもなっています。