堀川社長(P.A.WORKS)の見解について。

2010年3月10日分から、試験的に書いています。
本家(2009年1月5日〜)は、こちらです。
http://stsimon.seesaa.net/


P.A.WORKSのHPに、今回のアニメーターの件について、堀川社長の見解が発表されています。
素早く堀川社長の見解が出た事は、評価出来ると思います。
件のアニメーターについて、一切の批判もありません。
まぁ、アニメーターの言ってる事は本当だと認めているのは、会社の最初の公式見解から
変わっていません。


その上で、アニメーターの給与をすぐに上げるのは困難との考えも示しています。
これは、理解出来ます。
流れてくる原資(製作費)は、仕事の質に対して低いのです。
この構造を買えない限り、劇的な給与の向上はあり得ません。
そして、この構造を改革しようと頑張っているのがP.A.WORKSだと理解しています。
まずは、ピンハネ屋の広告代理店を何とかしないと、この問題は解決しないのでしょう(笑)。
他の面でアニメーターをサポート出来なかった点を反省し、出来るところから少しずつ改革
する考えも示しています。それは、是非実行して頂きたいものです。


P.A.WORKSのHPの別のところでは、「テレビシリーズの動画単価は1枚200円〜230円」と明記
されています。「一人前のアニメーターが平均的なテレビシリーズの動画をやる場合は1枚20分
前後だと思います。それで月500枚ですね」とも書かれています。
これだと、手取り月額10万がやっとでしょうか。
構造的な問題とはいえ安いです。
厳しい言い方をすれば、職業として成立していません。


それでも、P.A.WORKSが良心的な会社であるとの認識は変わりません。