舞台『Run for Your Wife』の千穐楽を観ました。

2010年3月10日分から、試験的に書いています。
本家(2009年1月5日〜)は、こちらです。
http://stsimon.seesaa.net/


Zeppブルーシアター六本木 12月4日(日) 開場12:30 開演13:00


さて、今回は双眼鏡で、あやひーの表情を中心に観賞しました。
メチャメチャ面白かったです。
舞台の感想としては、基本的には前回と同じですが、今回思った事としては
①役者も観客も、いい意味で慣れてきた。前回より、観客の笑いも大きかった。
②役者の演技も、笑わせるところでは、より大げさな演技になっていた。
③当時の警察への批判がチラチラしていた。
 どういう不祥事があったかは知りませんが、当時の観客には分かったのでしょうね。
 流石に、英国喜劇はアクが強くて一筋縄ではいかない印象です。←前回と同じ。
英国コメディの「Mr.ビーン」。あの中でも、ダイアナ妃の首をちょん切ったり(写真で
間接表現ですが)、女王に頭突き食らわしたり、凄い事やってますから伝統芸です。


④作品のクレジットに「翻訳」とはあるが「脚本」という言葉が無いのが面白い。
 「脚色」さえも無いのだから、「翻訳」をそのまま使っているという事だと思います。
 「ベッカー、エドベリ、マッケンロー」という古いテニス選手名が出るのもそのためか。
⑤ポーターハウス警部役の岩崎ひろしさんがいい味を出している。
 この人の「スタンリー君」への拘りが、若干ホモ色を薄める効果があった(笑)。
⑥幕間の音楽は、モーツァルトの「フィガロの結婚」から。
 前半終りの時は、「恋とはどんなものかしら」で、私があやひーに歌ってもらいたい曲
 だったというのも、何かの「縁」と信じたい(笑)。
⑦劇中で表情の変化が一番激しいのがあやひー。
 終演後、全員並んで山寺さんが挨拶。この時に、劇中の表情と一番違うのもあやひー。
 実に柔和な笑顔でいらっしゃる(笑)。
 それだけ、役柄に没入、成り切っていたのだと思います。
 この人の凄さを、世間が知る日が来ますように・・・。


そして、ジョン・スミスに1ミリも共感出来ない私がいた(笑)。山寺さんが軽妙なだけにね。