「渋谷アニメランド」(2010-04-13)

2010年3月10日分から、試験的に書いています。
本家(2009年1月5日〜)は、こちらです。
http://stsimon.paslog.jp/


ハルカレンダー(2010-04-14)に出演したラジオ番組についての感想です。
お疲れ様でした。


戸松遥さんが、NHKラジオ第1の番組にゲスト出演しました。
隔週火曜日の午後8時5分〜8時55分に放送されています。
インタビューは音楽評論家の冨田明宏さん。
インタビューの合間に戸松さんの曲を流すという構成。


冨田明宏「今週の渋谷アニメランド、ゲストをお呼びしています。声優で
歌手の戸松遥さんです」
戸松遥「こんばんは、戸松遥です。よろしくお願いします」
雑誌のインタビューで面識があるそうです。


冨田さんから簡単な紹介などがあって、「かんなぎ」の話に。
冨田明宏「初めの頃はギャグアニメな感じでしたけど、段々シリアスに
なっていったりとかして」
戸松遥「そうですね」
冨田明宏「あれが回を重ねるごとに引き込まれていって」
戸松遥「最終話に向けては、一気にシリアスな展開になりましたね」


冨田さん、OP曲の「motto☆派手にね!」を名曲と言っています。
80年代のアイドルソングを研究した話。
戸松遥「自分らしくアレンジしていけばいい、と思ってからは楽しく歌う
事が出来ましたね」


ナギという役について。
戸松遥「どのアフレコの状況も思い出せるぐらい、毎回濃いアフレコだと
思ってます」
冨田明宏「なるほど」
戸松遥「原作も何回も読みましたし、ナギも難しい役柄で。普段の普通の
女の子から神様になった時に誰からも神様が喋っているという感じを出し
て欲しい、と言われてどうしたら18歳の私にそれが出来るか考えました」
ヤマカンから「本番は一回だけだから」との圧力が。
戸松遥「あの時のドキドキ感は、今でも忘れられません(笑)」
冨田明宏「なるほど。声優さんの活動において、重要な作品になったと
いう事ですね」
戸松遥「そうですね。泣くシーンもあって、ブレッシャーもありましたし」
ヤマカンから「本当に泣かないとOK出さないからな」との言葉も。


ED曲の「産巣日の時」は神様モードで歌ったという話。
OP曲と比べて
冨田明宏「発声が全然違っていて」
戸松遥「私は歌によって声が変わってしまうんですけど」
冨田明宏「うん」
戸松遥「歌に自分が寄っていくタイプなんですよ」
冨田明宏「はい」
戸松遥「なので、歌詞が何を伝えたいのかを考えて出す声が、後から振り
返ると全部声が違うじゃないか、となってるんですが」
冨田明宏「うん」
戸松遥「私も「産巣日の時」はどう歌っていいか全然想像出来なくて」
冨田明宏「はいはい」
何回も収録したそうです。
神様が歌うとはどういう事か、を考え抜いたそうです。
戸松遥「歌に対してはどれもそうなんですが、演じるつもりで、お芝居を
するのと同じような感覚で歌わせて頂いています。結構苦戦したというか
難しかったなあ、という思い出が一杯ありますね」
冨田明宏「なるほど。確かに演じるように歌われた結果、こういった曲に
なったという」


声優になったキッカケは。
例の友達の一言「遥は普通の人生歩めないと思うから、特殊な世界に行っ
て働きな」
友達は芸人やバラエティ系の事を言ったつもりが、役者と解釈した話。
戸松さんは、その言葉がなかったらこの道に進んでなかったという事を
語ってます。
私もそう思っていたのですが、案外既に道は用意されていたのではない
のかな、と思うようになりました。
その友達の言葉がなくても、きっと別のルートで役者を目指す事になっ
たのではないかと。
戸松さんの役者としての才能や、ある種の強運ぶりを見ていると、そう
考えた方が自然な気がします。つまり、偶然ではなく必然であると。


学業と仕事の両立について。
戸松遥「結構スイッチを切り替えてしまうので、学校にいる時は学校に
集中する、仕事の時は仕事に集中すると考えていました」
冨田明宏「はい」
戸松遥「私の場合、両親との約束で学業と仕事を両立させないとやらせ
ない、と言われていたので。元々そういう条件で仕事をやらせてもらって
いるので」
冨田明宏「ああ、そうなんですね」
戸松遥「勉強しないと仕事が出来ない!っていう(笑)」
両立は難しくないそうです。
実際に両立している人が言うと説得力がありますが、難しいよね。


演じる事の楽しさについて。
戸松遥「私は元々何かになり切るのが好きだったので、キャラクターを
やれるのは嬉しい事だし、有難い事だし」
冨田明宏「うん」
戸松遥「それをやり終えた時に、色々な方から「あなたにやってもらって
良かった」とか「あなたにしかこの役は出来なかった」とか言われた時に
やってて良かったなぁ、と思います」
冨田明宏「それは、声優冥利に尽きるって感じですよね」


何と、ヤマカンからのメッセージが。
華があり研究熱心で真面目と絶賛。まだまだ可能性があるとも。
戸松さん、驚きながらも喜んでいます。
戸松遥「私、涙が出そうになりました(笑)」
初めて真面目に褒めてもらったそうです。


実写のお芝居について。
声だけの演技になりがち、との指摘があったそうです。
そういう訓練は受けていないと思いますからね。


音楽活動の紹介、スフィアなども。


今後チャレンジしたい事は。
戸松遥「一番やりたいのは、舞台ですね」
冨田明宏「それはまた何故に、でしょうか」
戸松遥「周りの仲間もやっているんですが、あの時の気持ちはどうやって
作っているんだろうとか、どんどん興味が出てきて」
冨田明宏「はい」
戸松遥「やっぱり、お芝居をする事が一番好きなので、声優がメインなの
ですが、舞台とか歌とか機会があればドラマにも出てみたいと思います」
冨田明宏「はい」
戸松遥「経験するに越した事はないな役者さんは!(笑)と思っているので
やれる事は何でもチャレンジしていきたいと思ってます」
冨田明宏「なるほど。全部演技の方にフィードバックしていくって事です
よね」
「舞台」ってハッキリと言いましたね。


戸松遥さん、スフィアにおける「言った事は実現する」の法則。