アンダルシアの犬

2010年3月10日分から、試験的に書いています。
本家(2009年1月5日〜)は、こちらです。
http://stsimon.paslog.jp/


戸松遥さんがヒロイン役だった「GA 芸術科アートデザインクラスOVA」。
高校の美術専攻クラスを舞台にした、まぁぬるい作品なのでそこにまさか
シュルレアリズム(超現実主義)の伝説的な映画「アンダルシアの犬」が
出てくるとは思いませんでしたよ。
サラッと名前が出ただけですが、思わずニヤッとしてしまいました。


キサラギが提出課題が出来なくて、落ち込んでいる場面で
キサラギ「次の授業中に天変地異が起きますように・・・」
ノダミキ「この間の美術で「アンダルシアの犬」を観た時も、こんなんだ
ったね」


「アンダルシアの犬」は1929年にルイス・ブニュエル(映画監督)とサルバ
ドール・ダリ(画家)が作った約16分の実験的な映画です。
明確なストーリーはないです。犬も出てきません(笑)。
夢のイメージをつなげたような断片的なショットが多いです。
有名なのは、眼球をカミソリで切り裂くシーンです。
これは本当に痛そうです。死んだ子牛の目を使ったそうですけどね。
道路にころがる右手を棒で突っつくシーンとか、手のひらから湧く蟻とか
のシーンも気色悪いです。
キサラギちゃんの気が滅入るのも納得です。
この作品は、後世の映画や美術に大きな影響を与えたと言われています。
だから、美術の時間に鑑賞したという設定なのでしょう。


戸松遥さんは「アンダルシアの犬」を観た事があるのでしょうか。