テルマエ・ロマエⅡ

2010年3月10日分から、試験的に書いています。
本家(2009年1月5日〜)は、こちらです。
http://stsimon.paslog.jp/


テルマエ・ロマエ」の面白さ(2010年03月19日)で紹介したコミックの第2
巻が出たので買いました。


古代ローマの浴場設計技師ルシウスが、現代日本のお風呂にタイムスリッ
プして、その「高度な」お風呂関連グッズをローマで再現して名声を得て行
く話です。一言で言えば「お風呂漫画」です。
アニメ化はどうでしょうか。女性の登場人物がほとんどいませんけど(笑)。


今回も面白いですが、流石に第1巻ほどのインパクトはないかな。
お風呂ネタなので、ネタがいつまで続くのかが勝負です。
今回はお風呂のマナー、バナナワニ園、温泉スライダー、銭湯スタンプ
ラリー、ラムネと若干お風呂と離れつつあるし、先行きに不安もあるなぁ。
ハドリアヌス帝の後継者問題など、史実をからめて進行するストーリーは
面白いと思います。


さて、前回のラストでルシウスは「離縁させていただきます」と奥さんに家
出されて終わってました。
今回の第1話は、その続編というか完結編なのですが、流石に女性作家と
言うべきなのか、情け容赦のない話になっています(笑)。
男性作家ならば、妻が戻って来る甘い展開にしそうなのですが。
仕事で家を3年間留守にした夫は、浮気してなくてもこういう事になるのが
当然なのです。と作者のヤマザキマリさんのお考えです。


ルシウスは子供の欲しかった妻のために自信を回復し、妻を迎えに行きま
す。しかし、妻は既に再婚し妊娠してました。来月出産(笑)。
しかも、ルシウスを皇帝の愛人と誤解し「ごめんなさいネ働き者のルシウス
・・・皇帝とどうぞお幸せに!」と酷いお言葉。
「ちがうっ私は男色家ではないッ、ちがうんだーッ」と崩れ落ちるルシウス。
こういうのを見ると、女性のリアリスト振りが凄いなぁ。


第1話では「男性の一部」をご神体とする祭りが描かれています。
今までの作品のテイストと違って、ちょっとエロイです。
そこに出てくる「妙に色気のある女性(byルシウス)」を演じるとしたら、
スフィアの誰かなと考えました。この女性は若妻みたいです。
戸松遥さんと一瞬思ったけど、うーん、何だかここは違うな。
絵に一番似ているし、豊崎愛生さんで決まりという事で(笑)。


次巻では、ルシウスは命を狙われる怒涛の展開らしいです。