ミューレ本気宣言!

2010年3月10日分から、試験的に書いています。
本家(2009年1月5日〜)は、こちらです。
http://stsimon.paslog.jp/


ミュージックレインが本気です。
今年の朝日新聞1月3日朝刊に、スフィアの全面広告が出てファンの度肝を
抜きました。しかし、広告の真の意味は語られていないようです。


これは、ミューレがスフィアをアニメファン・声優ファンを超えて、一般
大衆に売り出そうとする第一歩なのだと思います。
私は、2009年頃にミューレのそういう戦略を感じていました。
もちろん、具体的な方法までは分かりませんでしたが。
去年は、メールで何人かにそういう話はしました。
「スフィアって既にメジャーでしょ?」って人もいましたが、それはあく
まで、アニメファン・声優ファンという狭い範囲での話です。
一般的には、残念ですがまだ無名というレベルです。


ミューレがオーディションで戸松遥さん、寿美菜子さん、高垣彩陽さん、
豊崎愛生さんを同時に採用したのは2006年です。
ミュージックレインの営業力」(2010年06月17日)という記事でミューレ
は「他の事務所のやり方とは違う」と書いたのには、理由があります。
他の事務所みたいに、マネージメント手数料+養成所ビジネスで稼ぐ事を
考えていないのは明らかなのです。
そういうビジネスモデルを目指しているならば、ミューレの4人の活躍が
ハッキリした2009年以降、オーディションを再開している筈です。
希望者は沢山集まると思いますよ。
それでは、何故していないのか。
それは、この4人を大きく育てて収益を上げるビジネスモデルを考えている
からだと思います。事務所も命運をスフィアに賭けているのです。
だから、管理も他の事務所より厳しいのです。


さて、以上の事を踏まえて、朝日新聞広告の意味を考えましょう。
朝日新聞広告局で、広告料金のシミュレーションをしてみました。
朝刊、全面、カラーで試算すると何と約4500万円です。
普通は広告代理店が仲介していますから、更にコストが掛かっています。
5000万と想定しても、あまり誤差はないと思います。
武道館ライブの利益を全てつぎ込んでいるんじゃないかな。
そこまでコストを掛ける意味は一つしかありません。
それ以上の利益を上げるという決意、目標の宣言なのです。


スフィアを全く知らない人に広告を見せて、印象を聞いてみました。
「スフィアって何?」「すごく気になる」と言う声が多かったです。
確かに、あの広告はスフィアを知らない人には意味不明です。
スフィアに関する説明が、全くないですからね。
でも、最初の一歩としては上々でしょう。印象には残ると思います。
既に、一般メディアで反応がありました。
「朝日」とは犬猿の仲である、週刊新潮1月13日号です。
「新年早々「朝日」全面広告を飾った謎のアイドル」というタイトルです。
「謎のアイドル」って(笑)。
まぁ、これが世間一般の認識である事は事実ですからね。
 どうせ韓国の新人アイドルグループか、AKB48の亜流でしょう?
 というのが1月3日付けの朝日新聞をご覧になった皆様の正直な感想で
 あろう。
 にしても無名のアイドルグループが、三が日の朝日に全面カラー広告を
 掲載とは太っ腹なハナシ・・・・
とあって、実はスフィアが人気ユニットであるという説明があって最後は
 実は王道だった
と結ばれています。新潮らしい嫌味な書き方だけど、一般の受け止め方と
しては常識的だと思います。


戸松遥さん、高垣彩陽さんがこの広告に対して、ブログで率直に大喜びして
いたのは微笑ましいです。寿美菜子さん、豊崎愛生さんが全く触れていない
のは若干不自然な気もしますけど、特に深い意味はないと思いたいです。
まさか、知らなかった筈はないだろうけど・・・


今にして思えば、スフィアの皆さんの個性・キャラの違いはオーディション
の段階から考えられていたのでしょう。
つまり、オーディション時点でスフィア結成は考えられていたと思います。
そう考えると、一連のスピード展開も納得出来ます。
ラジオでマネージャーさんが「やる事は決まっているから」みたいな発言を
していたのも、全ては計画通りという意味なのでしょう。
スフィアが一般人気を得るかについても書きたいけれど、それは別の機会
にしましょう。
実力・ルックスは申し分ないけれど、問題は「時代の雰囲気にシンクロ」する
かの一点だと思います。既に結論を書いてしまった(笑)。


ライブで「初めての人?」と聞いていたのは、リサーチだったんだな(笑)。