真冬にホラーアニメを流すNHKの謎

2010年3月10日分から、試験的に書いています。
本家(2009年1月5日〜)は、こちらです。
http://stsimon.paslog.jp/


1月7日の夜12時過ぎからNHKで「大人女子のアニメタイム」と言うのをやって
いました。NHKの言い分(?)によると
 今、一番「物語」を求めているのは、大人の女性たち―。
 人生の折り返し地点に立ち、ひとりの女性としてさらに輝きたいと模索
 している「大人女子」に贈る珠玉の物語。恋愛小説の名手・唯川恵さんの
 短編小説を、美しいアニメーション映像で綴ります。
と言う事らしいです。アニメタイトルは「川面を滑る風」です。
何だか、文学的な香りがする作品のようです。


駄菓子菓子!、これがトンデモホラーアニメでした(笑)。
ストーリーとしては、ヒロインが4歳の息子を連れて、実家である金沢の
和菓子屋に里帰りする場面から始まります。
ヒロインは海外赴任の旦那と5年間の海外生活から帰国したのですが、夫婦
の仲はあんまりよくないらしいです。
旦那はエリートみたいで仕事に夢中で、奥さんに関心がないような描写も
ありました。ヒロインによれば「眼の色の違う女に夢中」との言葉も。
川を女に例えるヒロインの言葉は、ちょっと無理で変です。
さて、ヒロインは高校卒業後に東京の大学に進学して、就職して結婚して
います。彼女は、父親の和菓子作りの繊細な指が好きでした。
そして「もう一人、私は魔法の指を持った男を知っている」
男の繊細な指の動きに魅せられていくヒロイン。
職人の指の動きについて語る言葉がエロいです。
ここ重要(笑)。
実は、東京に行くまで「魔法の指を持った」若い無愛想な職人に淡い恋心を
抱いていました。彼は、中学の同級生でした。
帰省した時には、若い職人は、既に独立していて結婚していました。
ヒロインは東京に出てから、結婚する直前に実家に戻り若い職人に関係を
迫ります。「あなたと寝たい」って。
何だか凄いな、その欲望に忠実な行動は。いかにも女性作家らしいなぁ。
ベッドシーンがあるんですが、いいのかNHK(笑)。


さて、帰省したヒロインは職人の店を訪ねます。子供を連れて。
職人は子供に年齢を聞くのですが、ヒロインは子供の答えを遮って「3歳よ」
と答えます。本当は4歳なんです。もう、分かりますよね(笑)。
子供について「私に似ている。夫に似ているとは誰も言わない」「男の子には
似合わない、華奢で繊細な指をしている」だって。
もう、分かりますよね(笑)。
淡々としたヒロインのモノローグが、とても怖いんですけど。
旦那が浮気に走るのも、本能的に何かを感じていたんじゃないのか。
NHKは「皆様のNHK」とか言っていますが、時々恐ろしい番組をやるので油断
出来ません。


会社でこの「ホラーアニメ」の話をしていたら、20代の独身女性が「ふっふふ
男の人には、そう見えるんでしょうね」「ありがちな話ですね」。
そう言うあなたも、充分に怖いです。女性は怖いです(笑)。
考えたら、男にとって子供が「自分の子供」である保証はないんですよね。
まぁ、よほど自分に似ていれば大丈夫でしょうけど。
スフィアの皆さんに、この「ホラーアニメ」を観てもらって感想を聞きたい
です。
特に、戸松遥さんと豊崎愛生さん。深い理由はないけどこの二人が何を言
うのか、とても気になります。あやひーとみなちゃんは・・・いいや(笑)。


さぁ、次回の「大人女子のアニメタイム」が楽しみです(笑)。