「運用3号」問題は続く

2010年3月10日分から、試験的に書いています。
本家(2009年1月5日〜)は、こちらです。
http://stsimon.paslog.jp/


「運用3号」の謎(2011年02月07日)で書いた「主婦の年金問題」が大変な
事になっています。多分、日本年金機構にとっては予想外(笑)。
しかし、「運用3号」みたいな無法がまかり通ったら日本は沈没です。


さて、「運用3号」は前回の記事後も読売新聞や朝日新聞NHKで批判的に
取り上げられています。やっぱり「不公平」「不公正」と言う批判です。
朝日新聞2月18日です。
 「主婦の年金救済策異論」「総務省委、是正勧告も検討」
のタイトルで記事になってます。
そもそも、「運用3号」を決めたのは厚生労働省年金記録回復委員会と言
う部署です。役人の案を大した議論も無いまま承認したのです。反対した
のは、たった一人でした。
役人のいいなりになっている年金記録回復委員会は即刻廃止だな(笑)。
そして、問題の重要性が明らかになり、チェック機関である総務省の年金
業務監視委員会で議論になりました。


朝日の記事によると、「2月16日の業務監視委は、大荒れだった」そうです。
「届けなかった人を救済すれば、今後まともに届ける意欲がなくなる」
これは、今後3号から1号になった人が届けない方が得するという問題でも
あります。さらに注目の内容が。ある委員(社会保険労務士)から
国民年金法を無視して課長通知で実施するとは、法律違反だ」との発言。
これは、重大な問題です。国が法律違反しているんですよ(笑)。
小手先の処理で誤魔化そうとした日本年金機構の大きなミスです。
「運用3号」に賛成する記事とかは、見た事がありません。
菅内閣以下の酷い評判です(笑)。


そして、2月25日の記事では
 「主婦年金救済見直しへ」「厚労相、一時停止を表明」とあります。
細川厚労相が、救済策の一時停止を表明しました。
各地の年金事務所で、救済の申し出は受けるが処理は保留するそうです。
あまりの批判の多さに、追い込まれた感じです。
最終判断が出ていないので、油断は出来ませんが、「運用3号」を中止する
方向に進んでもらいたいものです。


戸松遥さんとかスフィアの皆さんが「専業主婦」をしている図は想像出来
ませんが、人生は予想の斜め上を行く場合も多いので分かりません(笑)。


そんな事があるとしても、ずっと先だと思いたいなぁ。