一夜にして世界が変わった

2010年3月10日分から、試験的に書いています。
本家(2009年1月5日〜)は、こちらです。
http://stsimon.paslog.jp/


私は、東京に住んでいるのですが、今回の東北関東大震災(NHK)以後、何か
以前とは違う世界に住んでいる気がしています。
あの津波の映像を繰り返し見たり、被災者の声を聞いて、平静でいられる
人はいないんじゃないかな。日本の歴史史上、最大の自然災害なのかも。


そして、福島原発の事故。
東電も「炉心溶融」の事実を認めています。
炉心溶融」は、燃料棒と入れ物である「炉」が高温で溶けて、炉心爆発
の一歩手前の状態です。爆発すれば、大量の放射性物質が空気中にバラまか
れます。東京も汚染地域になるでしょう。チェルノブイリが、それです。
原発の事故で「炉心溶融」があったのは、過去2回。
アメリカのスリーマイル島(1979年)とソ連チェルノブイリ(1986年)です。
事故の大きさを0〜7で表すと(数字が大きいほど大事故)、5と7でした。
今回は、放射能の漏れが少ないとして、最初は4だと言っていました。
しかし、事故は続いていて予断を許さない状況です。むしろ徐々に悪化。
日本でも5と認めざるをえなくなりました。
外国の専門家は、レベル6程度の評価になりつつあります。
原発事故の歴史で、3本の指に入る事は間違いありません。
原発の大事故って何だか「世界の終わり」を暗示しているように感じます。
人間のコントロールが全く効かない無力感を感じる、という意味で。
私も現場の人間なので、最前線で命がけで働いている人を批判したくあり
ません。問題は、常に無能な上層部なんですよね。


豊崎愛生さんが、3月16日の「あきまつり」で原発事故に関して
 「これ以上事態が進む前に
 実家の両親のもとに一旦帰ることが
 正直あたまをよぎりました」
と書いていたのは、その時は驚いたのですが、鋭い危険察知能力かも知れ
ません。でも、結局東京に留まる事になりましたが・・・。
戸松遥さんと寿美菜子さんも、関西方面が実家なので帰れます。
高垣彩陽さんは、実家が東京ですが、親戚が多そうですからね。
問題は、逃げようと思った時に、その手段(交通機関)があるかです。
だから、感性の鋭いあきぽんが、早い疎開を考えたのはちょっと怖いよ。
万一、炉心爆発で東京も汚染されたら、仕事どころじゃないからなぁ。
やっぱり、状況からはライブ開催は難しいのだろうか・・・。
結局、話はそこに行き着く(笑)。


私は逃げる場所がないので、東京で頑張りますけどね。頑張れ、技術者!