「運用3号」は中止になりました

2010年3月10日分から、試験的に書いています。
本家(2009年1月5日〜)は、こちらです。
http://stsimon.paslog.jp/


3月11日に東日本大震災が起きて、影が薄くなりましたが「運用3号」は
中止になりました。
3月8日に厚生労働大臣名で通達が出て、正式に中止になったのです。
「運用3号」の謎(2011年02月07日)や
「運用3号」問題は続く(2011年03月01日)で書いた問題です。


あまりに「不公平だ」という批判の嵐の前に、厚生労働省は降参しました。
関係者は処分を受けて、「運用3号」を出した課長も左遷です。
上司の指示で承認も取っているのにねぇ。サラリーマンの悲哀です。
それにしても、厚生労働省管轄下の日本年金機構の役に立たなさは、犯罪
的です。法律的にも道徳的にも誤った指示に対して、是正を要求するシス
テムがないのです。現場では批判の声があるのに、それを吸い上げる道筋
がありません。


救済策としては、過去2年以上前に遡って納付出来る法律を作る事になり
ました。最初から、そうすればよかったのです。
個人的な見解ですが、日本年金機構には専門知識を持ったプロが少ないの
が問題です。今は窓口業務も、経験の浅い派遣みたいな人がやってます。
だから、込み入った問題はお手上げだし、間違った事を答えてトラブルに
なっています。一般の人が知ったらビックリです。私もビックリです(笑)。


でも、日本の皆年金制度というのは、社会保障政策として優れていると
思います。問題は、制度の内容と適正な運用なのです。
現在は、国民年金に40年間全て納付しても1年間約79万円の受給ですから
年金だけで生活するのは難しいのです。
このように、未納が全くない人の事をフルペンション(満額受給)と呼んで
ます。略すと、フルペンです。
真面目な戸松遥さんやスフィアのメンバーは、きっとフルペンになると
思います。
会社に勤めている人は、保険料金は半分は会社負担でしかも普通は国民
金保険料金よりも多く払って(天引きだけど)いるので、将来もらう年金
も多くなります。会社で20年働けば、国民年金だけの場合より2倍以上には
なるんじゃないかな。まぁ、貰ってる給料の額によるんですが。
国民年金だけの人も、将来の年金額を増やす方法はあります。
それは、別に国民年金基金というものに加入する事です。
その話は、区(市)役所とか年金事務所で聞いてください(汗)。


今度は、謎の「標準報酬月額」について。どんなブログだよ(笑)。