7人のシェイクスピア

また、コミックの紹介です。
ハルカレンダー(2011-04-28)に「secret base〜君がくれたもの〜」発売の
お知らせがありました。
この曲は、スフィアのライブ「Shake×Sphere -夏の夜の夢-」(2009-08-30)
のアンコールで歌われた曲でもあります。
戸松遥さんは「夏祭り/ホワイトベリー」を歌ってたんだなぁ。懐かしい。
ところで、このライブのタイトルがシェイクスピアの名前に引っ掛けた
ダジャレで、しかも有名な戯曲「夏の夜の夢」まで引用している事は興味
深いです。コント「すぱのば!」もそういう視点で見ると面白いです。
みたいな事は、どこかで書きました(笑)。
そう、だからスフィアとシェイクスピアは満更無関係でもないんだよ・・・。
って強引にもホドがあるけど。


さて、本題です。
作者のハロルド作石は、最近では「BECK」有名ですが怪作「ゴリラーマン」
の作者でもあります。この3作品が同一作者とは信じられません。
何だか、共通点があまり感じられません。
「7人のシェイクスピア」では、シェイクスピアの謎に迫ります。
謎というのは、シェイクスピアは最初は平凡な人物だったのですが、空白
の7年を経て突然大作家に変身したというもの。
その7年間に何があったのか、これは作家性の強い漫画家には魅力的みたい
ですが、今何故シェイクスピアなのか、聞いてみたいです。


単行本は現在3巻まで出ていて、まだまだ続きます。
ウィリアム・シェイクスピアはランス・カーターと名乗っていて素人芝居
の脚本を書いていて、自分も役者として出演しています。
彼の創作に大きな影響を与えている謎の中国人少女リー、これは完全なオリ
ジナルですが、物語の中心みたいになっています。
さらに、ランス・カーターと一緒に生活する男2人も偽名である事が3巻の
ラストで明かされました。
これからロンドンに出て、本格的に作家を目指す事になります。
シェイクスピアは「空白の7年間」を別にしても謎の多い人物です。
あまりに突然に有名になったので、「有名作家の別人説」や「複数人物に
よる合作説」などかあるようです。日本で言えば、写楽かな。
だから、タイトルの「7人」の意味がどう物語と繋がるのかも楽しみです。
先は長いぜ。


シェイクスピアの墓には「我が骨を動かす者に呪いあれ」とあるそうです。