DVDで映画「Quartet カルテット」を観ました

2010年3月10日分から、試験的に書いています。
本家(2009年1月5日〜)は、こちらです。
http://stsimon.paslog.jp/


宮崎アニメの音楽でお馴染みの久石譲が、2001年に初監督した作品です。
あんまり評判にはならなかったし、久石譲もその後監督はしてません。
何でそんな映画を観たかと言うと、・・その映画のDVDを貰ったからです(笑)。
私がチェロのレッスンを受けている場所は、ある弦楽器の楽器屋さんです。
その楽器屋さんが、映画で使う弦楽器を提供していたのです。
それで楽器屋さんが、余っているDVDをくれたのです。


さて、内容ですが弦楽四重奏をメインにした青春ストーリーと言うか、音楽
大学生とその数年後を描いた作品です。
配役は
相葉明夫(袴田吉彦)・第一ヴァイオリン
坂口智子(桜井幸子)・第二ヴァイオリン
漆原愛(久木田薫)・チェロ
山田大介(大森南朋)・ヴィオラ
大学生の時に、この4人はコンクールの賞金目当てに「カルテット」を組み
ますが、天才肌の相葉以外の3人がミスをして失敗します。
くしゃみや譜面を落とすのもギャグですが、チェロ弦が切れるのはないだろ。
普通は演奏会の少し前に、弦を新しくすると思うので絶対に切れませんよ。
どんだけ古い弦を使っているんだよ(笑)。


それから3年、それぞれ満たされない想いの4人がケンカしながらも、また
「カルテット」を結成してリベンジを狙います。
相葉が父親を超えるとかもあるんですが、ストーリーは平板でインパク
はないです。あんまり深い人間関係が描かれていなせいもあるかな。
とにかく、淡々と進みます。色っぽいシーンもないしね(笑)。
使われる音楽は、もちろん全部久石作品なので何だか聴いた事のある曲が
多いです。コンクールに挑む弦楽四重奏の曲もです。


こういう作品だと、楽器演奏シーンが多いのでそれらしく見えるか、です。
この点は、中々良く出来ています。弦楽器の指使いは練習しないと出来ま
せんが演奏しているように見えます。役者さんも大変です。
カメラワークで誤魔化している部分はありますが、全体的には演奏シーン
は良かったです。
そうそう、チェロだけは堂々と指使いを見せています。
あまりにハイポジションでヴィヴラートとか上手いので驚きです。
と思ったら、この人(久木田薫)だけはプロのチェリストでした(笑)。
お金持ちの令嬢で、無口な役なので役者としても無難にこなしてました。
そして何と久木田さんは、私のチェロの先生のお友達だそうです。
大学に、募集の紙が貼ってあったとの事。
先生は応募しなかったのですが、出演の可能性もあった訳か。


さぁ、例によってこの映画をリメイクした場合の配役をスフィアで考えて
みました。ちょうど4人だし、普通は考えるでしょ(笑)。
第一ヴァイオリン→高垣彩陽さん
 天才肌でちょっと高飛車な演技は、結構上手いと思います。
 それに小柄なので、チェロとかヴィオラは無理っぽいし。
第二ヴァイオリン→豊崎愛生さん
 遠慮がちだけど、言いたい事を言う役はピッタリです。
チェロ→戸松遥さん
 原作は無口なお嬢様なんですが、ハルカスの演奏姿は素晴らしく似合い
 そうです。もちろん、私の趣味でこの配役だけは譲れん(笑)。
ヴィオラ寿美菜子さん
 地味な楽器ですが、ステージで堂々としたみなちゃんならば目立つ。


この映画については、特にあやひーの感想が聞きたいです(笑)。