コミック「さんすくみ」について

2010年3月10日分から、試験的に書いています。
本家(2009年1月5日〜)は、こちらです。
http://stsimon.paslog.jp/


最近、人(女性)に勧められて読んだ少女漫画です。
作者は2008年に、この漫画の前身でデビューした絹田村子(きぬたむらこ)
さん。現在、単行本で「読経(どきょう)しちゃうぞ!」「さんすくみ」1-2
巻が出ています。
読みきりの「読経しちゃうぞ!」を連載化したのが「さんすくみ」なので
これらは同じ物として扱っていいと思います。


基本は、神社の跡取り息子、お寺の跡取り息子、牧師の跡取り息子の仲良し
3人(大学生)が繰り広げるコメディーです。
いかにも少女漫画といった細い線の描画で、当然3人はいい男です(笑)。
業界内部の知識を織り込みつつ、ドタバタとした軽いエピソードの連続です。
パンチはないけど、そこそこ面白いです(笑)。
特殊な職業の後継者の悩みもあるけど、深刻さは全くないです。
3人が後を継ぐ事を当然と思っているので、深刻になりようがないです。
でも、性格も容姿もいい3人が、全くモテない設定は疑問ですけどね(笑)。
牧師の跡取り息子のオカルト好きが、いいアクセントなんですがこの人物は
編集者のアイデアだそうです。
確かに、神社とお寺だけでは面白くないかも。


個人的に面白かった話は、競馬好きの美人シスターの話。ほら、軽いでしょ。
秘密を知られたシスターが、お寺の跡取り息子を脅迫します。
単に、秘密を口外するなという事なんですけどね。
お寺の跡取り息子の妹の担任が、この美人シスターなので言外に内申書
事で脅しているようです(笑)。
お寺の跡取り息子の妹が通っているのが、ミッション系の女子校なんです。
なので、女子校の内情(?)も描かれています。
大開脚して扇風機で風を送る場面とか(笑)。よく女子校であるらしい話です
が本当なのでしょうか。
この点は、戸松遥さんとか高垣彩陽さんにジックリと聞きたいです(笑)。
そうそう、ハルカスもミッション系だと思います。直接言及しているのは
中学・高校が女子校という事だけですが、部活が「ハンドベル」ですからね。
これは、その本来の意味からもミッション系に特有の部活です。
ハルカスは「ジャージーがよく教室に落ちていた」とか言ってたけど(笑)。


ところで、タイトルの「さんすくみ」が疑問です。
さんすくみ」とは、3者が拮抗していて身動きの取れない状態です。
全然内容と違うんですけど。作家である以上、もう少し言葉に敏感になった
方がいいと思います。
内容的には「みつどもえ」だけど、それは別の漫画だし(笑)。


やはり、女子校の実態が気になるなぁ(笑)。