ワシントン・ナショナル・ギャラリー展

2010年3月10日分から、試験的に書いています。
本家(2009年1月5日〜)は、こちらです。
http://stsimon.paslog.jp/


2011年6月8日〜9月5日まで国立新美術館にて開催中です。
サブタイトルは「印象派・ポスト印象派 奇跡のコレクション」です。
実際は印象派の少し前の時代の作品もあります。


先日暑い中、鑑賞して来ましたが戸松遥さんやスフィアと無関係でもない
のです。最近の雑誌やラジオで、スフィアの皆さんは行きたい国として
みなちゃん以外は「フランス」を挙げています。謎のフランスブーム(笑)。
どうもブームの中心にいるのは、あやひーみたいですが。
印象派と言えばフランスという訳で、満更無関係でもないのです(笑)。
まぁ、この美術展に関しては別の目的もあったのですが、それは秘密。
知っているのは、私の他には一人だけです。


さて、肝心の美術展ですが有名な作品も多く、何とも贅沢ですよ。
気に入った作品をジックリ眺めていると、幸福な気分になれます。
バルビゾン派の写実的な風景画から、印象派への変遷を一望すると印象派
が絵画における大きな革新であった事がよく分かります。
でも、印象派と言っても画家の個性が強烈で、ひと括りにするのは無理が
あるなぁ。
多分、マネ、ルノワールセザンヌあたりが教科書なんかで有名だと思い
ますが、他にも素晴らしい作品が一杯です。
バレエの絵で有名なドガですが、競馬の絵でも有名で今回は「障害競馬」の
絵が展示されています。落馬シーンでとても印象的な作品です。
モネの描く、幻想的な女性や子供の絵は何故かアニメを連想させます。
ルノワールの「ボン・ヌフ、パリ」は街の熱気と日差しを感じます。
ジールの人物画には、強いリアリティがあります。
ラトゥールの「桃」はルノワールの「桃」より美味しそうです(笑)。
出口付近にある、ゴッホの3枚の絵が強烈です。
吸い寄せられるように自画像に見入ってしまいました。鳥肌が立ちました。
「薔薇」もそうですが、この人のデッサン力は異常です。
同系統の色を、ものすごく速いタッチで描いているようです。
絵に力があるので、こういう作品を鑑賞するには、こちらの体力・精神力
も万全でないと疲れます。


プラネットスフィアで、「水族館や動物園に何時間でも居られる」という
話があったけど、この美術展はまさにそれだな。
疲れたらベンチもあるので、休んでは観る、を繰り返せます。
特に役者の皆さんには、芸術作品に触れて感じるところが多いのではない
でしょうか。
これで1500円は安いです。しかも、戸松遥さんならば学割で1200円だ!


フランス好きのスフィアの皆さんも行くといいよ。