高垣彩陽さんのカバーミニアルバム「melodia」発売

2010年3月10日分から、試験的に書いています。
本家(2009年1月5日〜)は、こちらです。
http://stsimon.paslog.jp/


高垣彩陽さん、「melodia」の発売おめでとうございます。
私は待ちきれなくて、11月22日に会社帰りに寄り道して買いました。
DVD付きだとばかり思い込んでいたので、軽いショックが(笑)。
それにしても、カバー曲集と言っても日本語の歌が一曲もないのは大胆だ
なぁ。拘りが感じられます。


内容については、大変満足しています。
注目は、もちろん新録音の4曲に尽きます。
Amazing Grace
あやひーが、一般ファンの前で初めて歌った思い入れのある曲です。
それより、あやひーが尊敬する本田美奈子さんの代表曲と言った方がいい
でしょう。あやひーの思い入れも、多分そこにあると思います。
ノンビブラートで、素直な歌い方なんだけど部分的には、独特の個性が
あります。この音域だと倍音を感じないので、とても清澄な感じがします。
この曲の宗教性にピッタリで、あやひーらしさが出ています。


「Defying Gravity」
ミュージカルからの一曲。
やっぱり、あやひーらしいストレートな歌い方です。
よほど好きなんでしょうね、生き生きと歌っています。


「Quel Guardo Il Cavaliere」
オペラからの一曲。やはり、今回一番驚きました。本来のソプラノボイス
が全開ですよ。あやひーが、ソプラノ歌手である事を再認識しました。
この声を聴くと、今まで歌っていた時は「羊の皮を被った狼」だったんだな(笑)。
隠していた「邪王炎殺黒龍波(じゃおうえんさつこくりゅうは)」を放った
感じです。曲自体は、イタリアオペラにありがちな内容です(笑)。


「Time To Say Goodbye」
これは名曲だなぁ。イタリアオペラを感じさせつつ、ポピュラー歌手にも
歌いやすく作った曲という感じです。だから、一般の人にも人気になるん
でしょう。この曲は「Music Rainbow 01」(2011-01-29)でも歌っていました。
流石にオペラのアリア曲と比べると、余力十分に歌っています。伸びのある
歌声が心地良いです。


今回感じたのは、これらの曲を日本語でも歌って欲しい、という事です。
私の外国語受容能力の問題も大きいけどね(笑)。
あやひーの表現力にしても、日本語で歌った時の方が良いのは明らか。
今までのシングルCDの中では「Be with you」に痺れてます。
例えば、オペラの名曲を日本語で歌うとか。歌詞は曲に合うように改変して
問題ないと思います。既に、著作権もないし(笑)。
本田美奈子さんが、プッチーニの「私のお父さん」を日本語で歌っています。
本来は娘が父親に「結婚を許してくれないなら、アルノ川に身を投げるわ」
という脅迫ソング(?)です。でも、日本語では、結婚式前夜に娘が父親に
感謝する内容です。曲調からはこっちがピッタリの気がします。
モーツァルトの「恋とはどんなものかしら」とかも面白そう。
つまり、問題は良い作詞家の確保かな。


このCDは、一般の人にこそ聴いて欲しいと思います。
さて、あやひーも豊崎愛生さんも次のシングル発売が決定しています。
当然、戸松遥さんと寿美菜子さんにも期待していますよ。


私はクラシック系大好きなので、今回のCDは楽しめたけど皆はどうよ?