サロンコンサート

2010年3月10日分から、試験的に書いています。
本家(2009年1月5日〜)は、こちらです。
http://stsimon.paslog.jp/


私のチェロの先生も出演するサロンコンサートに行って来ました。
ピアノ、フルート、ヴァイオリン、チェロなど女性若手演奏家が出演しま
した。先生の出演するコンサートは2回目の経験です。
会場は、個人が趣味で作ったものでキャパは僅か100人ほどです。
個人とは言っても、高級オーディオ販売会社の人なので音響はしっかりして
います。
木のイスが置かれているのですが、隣と接触しないように間隔を取っていて
贅沢なセッティングです。


さて、我が先生は黒のドレスで登場。
映画「ブラック・スワン」のナタリー・ポートマンみたいでカッコイイです。
曲もサロンコンサートに似合わないバッハの無伴奏チェロ組曲第5番という
気合の入った曲です。親しみやすい旋律と言うより、深い精神性を感じさせ
ハ短調の難曲です。まぁ、全体的には暗い曲です(笑)。
個人的にも大好きな曲なので、とても楽しみでした。
とてもフレッシュな、奇をてらわない演奏で曲のスケール感が出ていました。
前回はミスも多かった(すいません)けど、今回は良い出来だったと思います。


すごく近い場所で聴いたのですが、マイク無しのアコースティックサウンド
は実に心地良いですなぁ。真剣に聴いているんですが、眠くなるのです。
音が身体に滲みこんで行くみたいなんですよ。
最初の出演者の2曲目で寝ている人がいました。
流石にそれは、やり過ぎだと思いますけど(笑)。
開始直前まで、ペラペラ元気に喋ってた女性でした。
最近は、ライブなんかの電気的に拡大(しかも歪んだ)された大音量に慣れて
いたので、とても新鮮で良かったです。うん、身体にも良さそうですし。


こんな事を思ったのは、最近読んだブログのせいかも。
戸松遥さんや豊崎愛生さんのライブ演出したり、CD製作に関わっている人
のブログです。そこには、
 戸松のライブはドッカンドッカンのお祭りなので音が「細い」とか
 「小さい」とか「寂しい」という印象にだけはしたくない為多少の
 反射は覚悟の上で、音量だけは出し続けようと思いました。
とありました。うーん、私の求めているものとは違いますね。
あれが「多少の反射」ってレベルかよ・・・。
私は、ライブの後しばらくは耳鳴りに悩まされるんだけど、音楽聴いて
不健康にはなりたくないなぁ。


さて、あやひーの美しい歌声は良い環境で聴きたいものです。