誕生日に有利不利はあるか

2010年3月10日分から、試験的に書いています。
本家(2009年1月5日〜)は、こちらです。
http://stsimon.paslog.jp/


戸松遥さんの誕生日で思いつきました。
「早生まれの謎」(2009年1月22日)
「誕生日の謎」(2009年2月3日)
以前に、こんな記事を書いています。
他にもあるかも知れませんが、もう、自分でもよく覚えていません(笑)。


確かに、生まれた日で言うと12月31日対1月1日、4月1日対4月2日では所謂
早生まれと遅生まれの区別が生じてしまいます。
普通に考えれば、「早生まれ」は成長に最大1年のハンデがあるので不利と
も言えます。今まで身近でも、そういう話は多く聞きました。
唯一の例外が戸松遥さん(笑)。
何しろ早生まれなのに「保育園の年小さんから高校三年生まで運動会は必ず
リレーの選手だったのがちょっぴり自慢です」からね。
この尋常でない体力を「一種の才能」と書きましたが、その考えは変わって
いません。もっと単純に「才能」と言った方がいいでしょう。


最近、「1日生まれは不利」という話を聞きました。
戸松遥さんも加入している国民年金、と言うよりスフィア全員が加入して
いる国民年金。年金制度では、20歳から60歳までは強制加入です。
この「20歳から」が問題なのです。
前にも書いたけど、実際に法律的に20歳になるのは誕生日の前日です。
つまり、2月1日生まれの人は1月31日で20歳です。
そこから、年金保険料を支払う義務があります。
2月1日生まれ→1月分から支払う
2月2日〜2月29日生まれ→2月分から支払う
だから「1日生まれは不利」という理屈です。


えーと、ちょっと待った!
うん、その話に間違いはありません。
間違いではないけど、セットとなるもう一つの話が抜けています。
それは、年金保険料を払い終わる時期です。
払い終わるのは「60歳の誕生日の前日が属する月の前月まで」なのです。
ややこしや(笑)。
2月1日生まれ→誕生日の前日は1月31日。つまり属する月は1月で、その前月
とは12月。整理すると
2月1日生まれ→12月分まで支払う。
2月2日〜2月29日生まれ→1月分まで支払う
1日生まれは、スタートで1ヶ月多く払うように見えて、最後は1ヶ月少ない
のです。トータルでは全く同じです。払い始めが1ヶ月早かっただけです。
だから、有利不利はないのです。むしろ年金保険料は毎年上がるのが原則
なので、早い時期に払い始めた方が有利とも言えます。


トータルでは、誕生日に有利不利は無いと思った方が人生は楽しい(笑)。