高垣彩陽1stコンサートツアー「Memoria×Melodia」BD&DVD

2011年12月18日東京国際フォーラムAでの公演が映像化されました。
6月13日に発売になりました。待ちに待った発売です。
戸松遥さんの時も待ち遠しかったんだけど、今回はちょっと意味が違う。
何しろ、あんな事や、こんな事を書いていたのでね(笑)。
例えれば「マリみて」における「レイニー止め」かな。分かりづら!(笑)。
6ヶ月間、心にさざ波が立って落ち着かない状態でした。


6月13日に入手してすぐに全部観ました。
感想は、大満足です。やっと気持ちが落ち着きました。
12月18日に思った印象と同じ部分もあれば、違う部分もあります。
「君がいる場所」でスタート。
流石に「ソロで一番多く歌っている曲」という事もあって、完全に手の内
に入れています。
さて、2曲目は問題の「Be with you」。
ああ、やっぱり当時感じたのと同じは同じなんだけど、変に増幅された音
ではないので、あの時ほどの違和感もないです。
むしろ、私はこの曲が大好きでCDを何百回と聴いているので、それとの差
が強調されて聴こえたのかな、という気さえします。
普通に聴けば「どこが変?」というレベルでしょう。
2曲歌ってMC。
やっぱり、声がややハスキーです。
6月14日の「晴レルヤ」で喉の調子が悪いと言ってました。
あやひごろ(2012-06-16)でも「情けないことに、少しのどの調子を崩して
しまい、ラジオではお聞き苦しい声でご心配をおかけしたかもしれませんが」
と書いています。
MCの声のハスキーさはそれを上回るかも。
喉の調子との関係は分かりませんが、やっぱり100%だったとは思えない・・・。


4曲目は「All around me」。
実際に観た時の振り付けや表情が、メチャ可愛かったです。
BD&DVDはカメラワークが残念。表情は見せますが、脚の動きとか見えない
時もあります。真正面固定カメラで常に全身を映して欲しいです。
これは「Meteor Light」にも言えます。
「All around me」に振りを付けたのは、あやひーの希望だったそうです。


後は、気付いた点だけを。
「たからもの」、これは今回一番印象に残りました。
イベントレポでは「気になる中音域も、こういう易しい曲だと全然問題なし」
と呑気に書いてますが、素晴らしい出来です。CD版より好きだなぁ。
ピアノと弦楽カルテットのコンサートバージョンでしたが、CDよりゆっくり
のテンポで力強く歌い上げています。これがドンピシャとハマッてます。
CD版はドラマの劇中で高校生が作った卒業ソングという設定なので、「高校
生が歌う体で歌った」みたいな記事を見た記憶が。
その時は「そこまで拘るのか」とか「何もレベルを落とさんでも」とか思った
覚えがあります。
しかし、今回は違います。当時の震災を踏まえて、別れの曲でなく出発の歌
として歌っています。一つ一つの言葉へのニュアンスの付け方が半端じゃない
です。もう、能力全開ですよ。本気だとこうなのか。
あやひーの場合、どの曲もCD版よりライブやコンサートの方が素晴らしいです。
CD版は何テイクも録るだろうし、切り張りや調整しているかも知れません。
結局、優等生的な歌い方になる率が高いだろうと予想出来ます。
ライブでは、その時の一期一会の気持ちを込めて歌うし、歌唱技術も高いし
表現力も素晴らしいですからね。あの音程の良さは何なんだ(笑)。


「Time To Say Goodbye」ではラストがカッコイイ。
あやひーの高く掲げた右手の合図で、弦のピチカートで終了します。
シャレたマネを(笑)。会場後ろの席では全然分からんがな。
あやひー、BD付属のセルフレビューによると弦のピチカートが大好きだそうです。


「キミが太陽」、これは微妙に評価が低下(笑)。
イベントレポで書いた「こんないい曲だっけ?(笑)」は変わりませんが。
後からの話で会場にスフィアの3人がいた事が判明。
ルフレビューでも「君たちに捧ぐぜ!」とメールした話があります。
歌っていても、感極まって泣きそうな場面もあったような。
まぁ、好きな曲だから歌ったのですが、私情が入りすぎの感もします。
因みに、戸松遥さんは号泣したそうです。ある意味メッセージソングでした。
スローな上に、気持ちが入りすぎて巻き舌気味に聴こえる場面もあるし、歌詞
とテンポが微妙に合ってない箇所もあります。
それでも、スフィア版より好き(笑)。


「dear-dear DREAM」は今回唯一のキャラソンです。
一瞬にして、キャラ声と表情になりました。凄いと言うか怖いと言うか。
次のステップに進むには、つまり何かを得るためには、何かを捨てる覚悟も
必要な時期なのかなと思ったり、思わなかったり。
まぁ、システム的にキャラソン脱却は難しいでしょうが、コンサートでは歌わ
ないという手もあるよなぁ。
実に生き生きと楽しそうに歌うあやひー。とても私の口からは言えません(笑)。


メイキングも良かったです。
リハでもキッチリ歌うあやひー。共演者に腰が低いです。お辞儀の回数も凄い。
東京公演前の緊張した表情と、公演後のリラックスした表情が違いすぎ(笑)。
ステージから引っ込む前に幕が下りて取り残される心配をするあやひー(笑)。
もっと係の人を信用しましょう。
大阪では、終始リラックスしていました。
イベントの当選人数が少ない事や握手会が無い事に関して、申し訳なさそうな
表情です。
「直接お話出来る機会が増えるように、頑張りますので待ってて下さい!」
こんな風にファンを気遣ってくれるのは、あやひーだけ。いい人だなぁ。
噂の、舞台の神様にお祈りするシーンも良かったです。
何だか盗撮みたいなのはアレだけど(笑)。
全曲セルフレビューを読むと、結構自分の主張を通しているようです。
これを読みながらの鑑賞も楽しいです。


さて、トータルでは大満足です。
何しろ、CDを上回る歌唱を聴けるし、動いているあやひーを観れます(笑)。
これを18曲まとめてですからね、文句無しです。
カッコイイ歌の時はカッコイイ表情、キュートな歌の時はキュートな表情。
ホントに曲の内容に合った表情になるし、言葉へ込める気持ちが凄いです。
MCにも誠実な人柄が出ていました。カットされた部分もありますけどね。
そうそう、頻繁に水を飲みに行くシーンはカットされて正解です(笑)。
女子の中では、衣装を色々と変えて欲しいという意見がありました。
最初の衣装が、あんまり評判良くなかったみたい。可愛いけどなぁ。
衣装を見せるのが目的じゃないんだよ!(笑)。
このBD&DVDとフォトブックは、高垣彩陽理解のための基礎資料です。


次のコンサートでは幻の「Quel Guardo Il Cavaliere」を是非!