スフィア3rdアルバム「Third Planet」

2010年3月10日分から、試験的に書いています。
本家(2009年1月5日〜)は、こちらです。
http://stsimon.paslog.jp/


7月11日に発売になった、スフィアとしては1年4ヶ月ぶりのアルバムです。
何と言っても今回のアルバムが過去2作と違うのは、タイトル曲が存在しな
い事ですよ。そこ?(笑)。
まぁ、それはジョークとしても何故か3枚目のアルバムに「Third Planet」
命名するのは、大分前から決まっていたそうです。
スフィアが天体だし、3番目のアルバムだから「Third Planet」で地球か。
それも、分かったようで分からない話ではありますが。


確かに「Third Planet」では宇宙的・哲学的なニュアンスがして曲名として
は難しそう。地球の置かれている状況を歌わないといけませんからね(笑)。
そういう政治的問題を今のスフィアに歌わせるのは、如何なものかと。
「ひとりごと」CD版では「事業仕分け」という危ないネタやった事もあり
ますが(笑)。
タイトル代わりは「Planet Freedom」でスフィアらしさ溢れる爽やかな曲
ですが、感覚だけで付けたような曲名だな。
どうしても、「自由惑星同盟」を連想してしまいます。
そんな人は私だけですが(笑)。


このアルバムは、スフィア直近のシングル7th〜10thの曲と新曲4曲という
単純な構成です。以前は、直近のシングルは入れなかったりしたんだけど
「このアルバムから聴く人」を対象にした割り切った作りと言うべきか。
まぁ、以前からのファンはどうせ何でも買うしね(笑)。
商売とは言え、「Blue Planet Box」にメイキングが入っていないのは良く
ないです。あんな特殊盤なのに全てが揃っていないのは落ち着かないですよ。


今回の新曲は
「Planet Freedom」
「Stop Motion」
「虹色の約束」
「GO AHEAD!!」の4曲です。
新曲だけを聴くとハッキリするけど、ソロパートが多いです。
これは私の主張だけに嬉しかったです。
あらためて感じたのは、「スフィアは個性的なソロボーカリストの集まり」と
いう事なのです。
ソロを歌う実力者が揃っているのに絶妙の調和・バランスが凄いです。
まぁ、あやひーの自己犠牲(?)が大きいとは思いますが。
普通はもっと自己主張が強くなってバランスが悪くなりそうです。
そして、多くのユニットでは「ソロの実力がないからユニット」なのです。
だから、人数は多くても「モヤッ」とした声にしか聴こえません。
スフィアでは、個々の声がハッキリ識別出来るのにユニットとしての統一感
もあり、全体としても力強くクリアな歌声です。
そこが際立っています。「ありそうだけどない」ユニットだと思います。
今後は、特定の人をメインボーカルに据えた曲なんかも欲しいところです。


新曲の中では、あきぽんと同じく「虹色の約束」が好みです。