「TARI TARI」第1巻Blu-ray

2010年3月10日分から、試験的に書いています。
本家(2009年1月5日〜)は、こちらです。
http://stsimon.paslog.jp/


第1話 飛び出したり誘ったり
第2話 集まったりあがいたり
好きな作品なので買いました。戸松遥さんは出てないけど・・・。


坂井 和奏(さかい わかな)CV:高垣彩陽さん
宮本 来夏(みやもと こなつ)CV:瀬戸麻沙美さん
沖田 紗羽(おきた さわ)CV:早見沙織さん
田中 大智(たなか たいち)CV:島粼信長さん
ウィーン / 前田 敦博(まえだ あつひろ)CV:花江夏樹さん
この5人がメインです。江ノ島にある白浜坂高校の3年という設定です。
因みに、ウィーンは帰国子女で、ずっと「ウィーン」と呼ばれます。


第1話 声楽部に所属している元気な来夏。歌いたいのにピアノの譜めくり
が仕事。声楽部顧問の教頭に掛け合うと、去年の発表会での失敗を理由に
歌わせてもらえない事が判明。
そこで、声楽部を辞めて合唱部の設立を決意、行動に移します。
来夏は、弓道部の紗羽、音楽課から普通課に移ってきた和奏を誘います。
音楽を辞めたらしい和奏からは、「あなたの遊びに誘わないで!」と拒絶
されてしまいます。結構、強烈な断り方です。何があったんだ和奏ちゃん。
1話では、来夏の行動力が目立ちます。
和奏は、悩みがあるらしくあまり元気がありません。
このあたりの出だしは、「夏色キセキ」の紗季と似ています。
もちろん、演技はキッチリと変えています。


第2話 一人バドミントン部の大智は、転校してきたばかりのウィーンの
案内役。紗羽は自宅(お寺)に、来夏と和奏を誘います。
紗羽は乗馬をやっていて、自宅に馬を飼っています。名前はサブレ。
乗馬をやっている事が、一応伏線になっています。
都会で馬を自宅に飼っているというのは、すごく異常な事です(笑)。
コストの面や世話の面で大変な事になります。
だから、普通は馬を持っていても乗馬クラブなどに預けます。
紗羽の家がどんだけ金持ちというか、お寺が儲かるというか(笑)。
さて、合唱部設立には部員が最低でも5人必要。
大らかな紗羽が話すと「名前だけなら」と和奏も了解。これで3人。
さらに、来夏の弟(を若干脅迫)とその友達で5人確保。
申請に行くと、校長は明らかに認めないつもりだったのが「坂井 和奏」の
名前を見て態度が豹変。顧問まで買って出る始末。
この時は、和奏の才能が凄いのかなとも思ったのですが、別の理由が。
そして、すぐに発表会と早い展開。
色々事故や手違いがあり、ステージに立てたのは来夏と紗羽の二人だけ。
和奏はピアノ伴奏で参加。弱気になる来夏を叱咤する紗羽がカッコいい。
緊迫感のある展開が、とても良かったです。


音声特典。
第1話キャラクターコメンタリー。
うーん、これはあんまり面白くないです。
キャラ声で台本に沿って喋っているだけなのです。つまり、予定調和。
声優本人として、ラジオみたいにある程度自由な話を聞きたかった。
来夏が突然面白い話をしようと言い出だし「和奏の肉じゃがの話とか」
和奏「作り方を説明すればいいの?」
これは「晴レルヤ」CDをネタにしているよね(笑)。
時々、「中の人」ネタがあります。あやひーだけのような気がしますが。
第1話オーディオコメンタリー。
橋本昌和監督と堀川Pと永谷Pとよる解説。


冊子「心の旋律 その1」
この中にキャストインタビューがあります。
今回は、坂井和奏(さかい わかな)役の高垣彩陽さん。
−高垣さんから見た坂井和奏とは?
「・・・・お母さんを亡くした事で、一歩大人になってしまった部分もあると
思いますが、自分だけの苦しみを抱えてあがいたり悩んだりしている姿は
見ていて私も胸が痛かったです」
「この作品に出てくる人達には、簡単にカテゴライズ出来ない人間臭さと
生活感があると思うんです。感情のひだ、人格のひだがとても丁寧に描か
れていますよね。まるで実写作品のように、キャラクターが人間として
しっかり描かれているところが「TARI TARI」の大きな魅力」
この他にも、共演者についてや、あやひーの大好きな合唱について語って
います。
−高垣さんは、中学・高校時代、ミュージカル部にいらしたんですよね?
「そうなんです。文化祭など大舞台に向けて注ぐ力は、勉強なんかの比じゃ
なかったです(笑)。全てが部活を中心に回っていました。・・・・・入部したて
の公演でアンサンブルを演じた『サウンド・オブ・ミュージック』、
引退公演では主役のマリアを演じられたのも思い出深いです」
中心メンバーだったとは凄いです。
−では、最後に今の高垣さんを、「〜たり〜たり」で表すとしたら?
「「気付いたり 戦ったり」です。今こそ自分が変わる時だと思っている
んです。そこで気付くのは自分に足りないものだし、戦う相手は怠惰な
自分。その気持ちは「TARI TARI」の中で夢に向かってあがいていく、和奏
の気持ちにも通じるかも知れません。一緒に進んで行きたいです」
あやひーの決意を感じます。


コメンタリーは「かんなぎ」方式を希望します。でも、良い作品です。