『true tears』オールナイト上映会(2012-12-08)

2010年3月10日分から、試験的に書いています。
本家(2009年1月5日〜)は、こちらです。
http://stsimon.paslog.jp/


TOHOシネマズ 六本木ヒルズ:22:30〜6:00
出演者:名塚佳織さん(湯浅 比呂美役)、高垣彩陽さん(石動 乃絵役)、
石井真さん(仲上 眞一郎役)。
因みに、石動 乃絵は「いするぎ のえ」と読みます。
最初の1時間30分は、キャストトークショー
司会は永谷P。
諸注意の後で
司会「夜も深いので、早速ゲストを呼んで進めて行きたいと思います。では
本日のゲスト、名塚さん、高垣さん、石井さん、どうぞ〜」
拍手の中、3人が登場。あやひー、今回は転びそうにならなかったです。
簡単な挨拶の後、トークへ。
永谷Pが来年発売のBDを示して、これを今回上映するという事です。
実はLDを発売しようとした秘話を披露。パイオニアでLD製造中止になっていて
実現しなかったそうです。
今回初めて『true tears』を観る人を挙手で調査。
前回の『TARI TARI』の時もやったけど、今回は意外に多かったです。
永谷P「この後のトークはネタバレ注意という事ですね(笑)」
いや、放送後5年も経っていて今さらネタバレ隠しもないだろ(笑)。


永谷P「まず、ご自身のキャラ、それ以外でもいいんですが、印象に残るシーン
を聞いていきたいんですが」
石井真「本当にこの主人公、しっかりしろよ!って人なんですよ(笑)。思い出
に残るのは、最終話で眞一郎が泣きながら言うところがあるんです。今でも引
きずっているのは、この部分だけを最後に収録したんですよ。役者として(精神
的に)裸にならなければならないシーンで、それを最後に皆の前でやったという
のが(笑)」
このシーンで声が枯れてしまう可能性があるので最後にした、と名塚さん。
高垣彩陽「でも1回(録り)でしたよね、歌詞間違えてたけど(笑)」
あやひー、傷に塩を塗るような発言を(笑)。
結局、検討の結果、迫力の演技だったので歌詞間違えたけど採用したそうです。
名塚佳織「グサグサ来るシーンは一杯あるんですよね(笑)。その中で比呂美
として印象に残ったのは「おせっかいな男の子ってバカみたい」っていうシーン
です。同じシーンを2回繰り返すっていう新手法(笑)。収録しててもドキドキ
したし、頭がパニックになりました(笑)」
最初は眞一郎視点、繰り返して同一場面を比呂美視点で。結構、驚きます。
西村監督が、重要な場面で使う手法だそうです。
高垣彩陽「挙げきれないくらい色々あるんですが、まずここだなと思うのは
1話の乃絵の登場シーンがインパクトがあって。そこで音楽が流れだすんです
けど、その音楽がBGMの中で一番好きで今でもよく聴きます。だから乃絵の登場
シーンを観ただけで泣いてしまうんです。ここから色々な話が始まって行くの
で、すごく印象深いですね」


永谷P「アフレコ現場の雰囲気はどうでしたか?記憶に残るエピソードとかあり
ますか?」
高垣彩陽「ノートを録っていた(笑)」
名塚佳織「ノートにびっしりキャラクターの事をメモしてるんですよ(笑)」
高垣彩陽「今は控え目になったんですが・・・」
名塚佳織「1作品に1冊ぐらいのレベルで書いていた」
高垣彩陽「そうですね、1冊に2作品ぐらい書いてて。台本を読み返して見ると
グッチャグチャなんですよ(笑)」
名塚佳織「すごい書き込んでいたもんね(笑)。どこがセリフか分からないくらい
書いているもんね」
高垣彩陽「今はいい意味で、そこに縛られずに余裕を持てるようになったとか、
柔軟性が付いたと思うんですけど。当時は本当にカリカリやってましたね」
名塚佳織「私は、すごい印象的でした」
高垣彩陽「常に必死で、周りも見てなかった、あたし(笑)」
石井真「必死さは、作品全体にも出てくるだろうし。この作品、表に出る事が
ソコソコあったじゃないですか。そうすると出るたびに高垣さんの涙腺が、
って感じで(笑)」
名塚佳織「打ち上げでも、そうだったし大号泣(笑)」
高垣彩陽「ホント、よくあんな声出ましたよね私(笑)。ビックリするような
声が出たんですよ打ち上げの時に」
名塚佳織「人が入って来るたびに、あやひが「わぁー!」って泣きながら「監督!」
とか「堀川さーん!」みたいな感じで、全員に泣きつくっていう、何か行事みたい
になってる(笑)」
あやひーによると、アフレコ現場は実写作品みたいな雰囲気だったそうです。
名塚佳織「マイク前に立つと、急に(雰囲気が)ギスギスするんですよ(笑)」
高垣彩陽「そうなんですよ!」
名塚佳織「いい意味で悪くなる、みたいな(笑)」
石井真「それ一番感じたのは名塚さんだよ(笑)」
名塚佳織「あたしが、引っ掻き回していた(笑)」
石井真「オーラが凄いんですよ」
名塚佳織「比呂美がね(笑)」
永谷P「アフレコを外から見ていると、人間関係が作品と同じなんだよね(笑)。
座る位置とか、カップリング関係がアニメに近付いてくるんですよ」
ストーリーの先を声優さんに教えていなかったのも理由らしい。
永谷P「ボクがやった作品でも、1〜2を争うヒリヒリした作品でしたね(笑)」
監督やプロデューサー間もヒリヒリしていてたとか。
隔週でアフレコとは初めて聞きました。
永谷Pから、5年後のキャラクターは?という質問も。
うーん、これは完結した作品なのでどうなのかな。視聴者の想像に任せたら?
因みに、この質問にあやひーは悩んでいました(笑)。
高垣彩陽「乃絵らしくありながら、理解してくれる友達が増えるといいな」
「澄んだ真心」持ち続けて欲しいそうです。結婚はないそうです(笑)。
その後の発言で面白かったのは
5年後の眞一郎が比呂美を選ぶという話になった時に
名塚佳織「やった!(笑)」
高垣彩陽「あたし(乃絵)、そんなの勝ちたくない(笑)」
乃絵は孤高でいて欲しいそうです。徹底したキャラへの愛と言うべきか。
高垣彩陽「最近、やっと『true tears』を客観的に観れるようになりました」
いかに作品、キャラにのめり込んでいるのかが分かります。5年経ってかぁ・・・。
だって、収録直後は別の現場で石井さんの声聞いただけで泣きそうになった
そうですよ。
結構驚いたのは、あやひーが作品から生き方に影響を受けているという話。
他の2人とは、かなり発言のニュアンスが違います。
あやひーは、キャラ・作品にのめり込むだけに、キャラからの影響もそれだけ
大きいという事なのでしょう。実に興味深いです。


この後は、富山の観光話など。
今回、富山からの参加者が多くて驚きました。
来週にある、監督たちのトークイベント。質問したい事としては
高垣彩陽「監督たちにとって「飛ぶ」とは何を意味しますか?」
乃絵が拘っていた「飛ぶ」に拘るあやひー。
客席からの質問タイム。
告知タイム。
true tears』BD通常版が来年1月発売。
true tears』のCDBOXが3月発売。税込みで4,800円。これは安い。
true tears』の設定資料集が発売。年明けに商品情報。
最後の挨拶があってトークショー終了。
感謝と、これからも『true tears』をよろしく、といった感じでした。
あやひーは「人生の物差しになる作品」と言ってました。
「ドラマCDを含めて完結する作品だと思っているので、是非ドラマCDを聴い
て頂けたらと思います」とも。これは「あやひごろ」でも書いていましたね。
休憩があってから連続上映開始。
1〜5話、6〜10話、11〜13話をトイレタイムを挟んで上映。
終了が午前6時15分でした。開始が15分遅れたので予定より遅くなりました。


やっぱり、キャストの話は面白いです。