美術展「だまし絵Ⅱ 進化するだまし絵」を観ました。

2010年3月10日分から、試験的に書いています。
本家(2009年1月5日〜)は、こちらです。
http://stsimon.seesaa.net/

渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムで10/5まで開催中です。
前回の「奇想の王国 だまし絵」展も観ています。
パンフレットやチケットの絵は、前回同様分かりやすいジュゼッペ・アルチンボルドです。
前回同様、どこが「だまし絵」なのか、よく分からない作品もありました。
「前回同様」ばっかりだな(笑)。
ルネ・マグリットとかサルバドール・ダリの作品を「だまし絵」と言うのは、無理があり
ます。結果としては、そう見えなくもないけど、表現の主題は別のところにあると思います。
純粋なトリック・アートの作品が少ないので、主催者も苦労しているなぁ、という印象(笑)。


さて、個人的に面白かったのは、「広重とヒューズ」「生き写し」です。
後から作者を見たら、何と両方ともパトリック・ヒューズ(1939〜)でした。
前回気に入った「水の都」もパトリック・ヒューズだし、私の好みも分かりやすいな(笑)。
要するに、トリック・アートらしいトリック・アートが好きなんですよ。
「広重とヒューズ」は、「水の都」と同じ技法ですが、何度も前を横切りたくなりますなぁ。
「生き写し」は、見る人の方向に顔が動くように見える、ちょっと気色悪いものです。
他の作品に、センサーを使った物があったせいか、オバチャン2人が「これもセンサーかね」
などと喋っていました。思わず「ちゃうで!」とツッコミを入れたくなりました(笑)。


何も考えずに楽しめます。スフィアの皆さんにもお勧めです。