高垣彩陽さん、8thシングル「愛の陽」発売おめでとうございます。

2010年3月10日分から、試験的に書いています。
本家(2009年1月5日〜)は、こちらです。
http://stsimon.seesaa.net/


10月8日に発売になりました。
1.愛の陽
2.3 leaf clover
3.Over The Rainbow


あやひー初のノンタイアップ曲という事でもあり、どんな曲なのか楽しみでした。
「愛の陽」は、非常に聴きごたえのある曲です。
今までも、アルバムの曲には「あやひーのために書かれた曲」は存在しました。
しかし、今回ほどあやひー自身の希望が取り入れられた曲はありませんでした。
つまり、現在のあやひーの全てを詰め込んだ曲と言えるかも知れません。
曲のスケールも中々のものですが、あやひーの歌唱も一段とスケールアップしている
印象です。
あやひーが「長年の野望」と言っていたカデンツァ。
カデンツァって、私の理解では「ソプラノ歌手がテクニックを誇示する見せ場」です。
だから、やり過ぎると嫌味にもなります(笑)。
でも、あやひーの場合は「ソプラノ歌手の自然な欲求」みたいな感じです。
まるで、赤ん坊が母乳を求めるような自然さ(どんな例えだよ)があります。
カデンツァ以外でも、声楽のテクニックを使っている部分がありますが、全体の中で
のバランスが良いです。地声との切り替えがとても自然です。
今回その地声部分が、非常に冴えていると感じました。
歌詞のテーマは「愛」ですが、下世話な「愛」ではなく、もっとスケールが大きくて抽象的
な概念ですね。こういうテーマは、あやひーの人生観にも合致しているようです。
だから、余計に張り切ったのかな(笑)。
何だか、この曲についてはまだまだ語りたい気持ちです。


「3 leaf clover」こちらは、同じ「愛」でも下世話な方です(笑)。
ハッキリ言えば失恋ソングです。しかも「君と歩いた」とか言っているので年下だ(笑)。
ミディアムテンポなんだろうけど、言葉が多いので軽快で爽やかな印象です。
そうそう、あやひーの発音が「愛の陽」同様に、非常に綺麗です。
あやひーの気合いが入り過ぎると深刻になりそうですが、「愛の陽」の50%の力で歌って
いるような感じなので、不思議と軽快に聴こえます。良い曲だと思います。
しかし、あやひーも失恋ソングを歌うようになったか・・・。


Over The Rainbow」名曲中の名曲。
ミュージカル映画オズの魔法使い」の劇中歌。「虹の彼方に素敵な世界がある」みたい
な内容かな。
あやひー自身は、過去にイベントやコンサートで歌っている曲です。
オリジナルは子供が歌っているので、非常にアッサリとした歌い方です。
大体、大人は思い入れタップリに歌い過ぎて台無しにしてしまいます(笑)。
あやひーの場合は、情感を込めつつ透明感のある歌い方です。
声質もあるんだろうけど、こういう清澄な歌い方は中々無いパターンです。
いつも思うけど、あやひーはカバー曲の場合でも自分の中でキチンと消化して歌っている
のが凄いです。
つまり、オリジナルの味を残しつつ自分の個性も出すみたいな印象です。
これは、そう簡単な事ではない筈です。
いずれにしても、このCDはあやひー会心の1枚と断言しておきます。


さて、ミュージックビデオも気合いの入った力作です。
「たからもの」以来のロケですが、あれは普通の学校でしたからね。今回はどこだ?
前作ほどの「口パク感」が無かったのも良かったです。
樹海みたいな場所で歌っているシーンがメインかな。実際は、森とか林だろうけど。
ハルカスの「産巣日の時」は富士の樹海ロケでした。何だか思い出しました。
樹海と平原のあやひーが別人です。



歌姫あやひー


後光差すあやひー。目の下に何かついてます。


白馬と白あやひー


白馬まで出てきて驚きました。馬は「前進することの象徴」だそうです。
そんな話、聞いた事ないけど。単に、監督が競馬好きなんでしょう(笑)。
あの馬は、凱旋門賞に引っ掛けたネタで、つまりゴールドシッブのイメージだな。
だって「蒼ざめた馬」だったら「死の象徴」ですぜ。分かる人には分かる(笑)。
そう言えば昔「オーバーザレインボー」という競走馬がいて、活躍したけれどその馬主
が脱税で捕まったそうです・・・。
いずれにしても楽しめるミュージックビデオです。


何だか物凄く成長(身長ではない)したあやひーが眩しく見えます。