競馬裁判が酷い事になっている。

2010年3月10日分から、試験的に書いています。
本家(2009年1月5日〜)は、こちらです。
http://stsimon.seesaa.net/


要するに、「ハズレ馬券を経費として認めるか」という問題です。
以前にも書いていますが、経費として認めないと、儲けた金額以上の額を課税する
というアホな事態になります。
最近の数件の裁判では、地裁、高裁、そして最高裁でも経費として認められています。
国は全敗という恥ずかしい事になっています。
特に最初の裁判は、国が起訴して敗北という屈辱的な、いや快挙でした。
何しろ国が起訴した場合、99.9%国が勝つという、北朝鮮も真っ青な状況ですからね。
但し、経費として認めたのは「事業として継続的に買っている」という条件がありまし
たが。まぁ、いずれの場合も億単位の儲けを出すくらい買いまくっていました。


さて、今回は東京地裁で5/14に出た判決が狂ってます(笑)。
「ハズレ馬券を経費として認めない」ですってよ、奥さん!
経費として認めない理由が
「レース結果を個別に予想して金額を決める買い方は一般の競馬愛好家と変わりなく、
 網羅的に馬券を買うような経済活動とは言えない」
だとさ。裁判長、アンタ馬鹿ぁ?!
これだと、機械的に数字を組み合わせて買うのが「経済活動」だそうです。
馬券買う人は、全員「個別に予想して金額を決める買い方」をしていますが、何か?
パソコンで一見「自動的」に買っているように見えても、それはプログラムに人間の
判断を代行させているだけです。
この裁判の原告は、6年間で73億円使った人(笑)。5億儲けているそうです。
どこが「一般の競馬愛好家と変わりなく」なんでしょうか。違い過ぎるだろ。
実は、この原告は札幌の公務員ですが、競馬裁判の中で唯一パソコン使ってない人。
つまり、毎回非常に面倒な買い方をしています。それで儲けるのは馬券の天才だな。
馬鹿な裁判長は、パソコン使ってない事を理由に、必死に国有利の理由を考えたつもり
なんでしょう。
それにしても、公務員ってそんなにヒマなのかよ、という疑問は残ります(笑)。


こういう、夕立ちの欠片、いや常識の欠片も無い裁判長はクビにしてもらいたい。