私のコミケ出版本も納本すべきなのか。

2010年3月10日分から、試験的に書いています。
本家(2009年1月5日〜)は、こちらです。
http://stsimon.seesaa.net/


国立国会図書館では、国内出版物の収集・保管が重要な仕事になっています。
昭和23(1948)年5月18日に、6000通の納本依頼状を出版社・団体等に発送。
5月25日から納本の受付を開始しました。
そして、平成20(2008)年に「納本制度」60周年を記念して、受付開始の5月25日を
納本制度の日」と定めたそうです。


問題なのは納本の基準ですが、国立国会図書館のサイトによると
「原則として、頒布を目的として相当部数作成されたすべての出版物です。
 図書、雑誌・新聞だけでなく、CD、DVD、ビデオ、レコード、楽譜、地図なども対象
 となります。
 また、社史・団体史等の自費出版でも、相当の部数を作成し配布されているものは
 納本の対象となります。ただし、ホチキス止めなど簡易綴じのもの、広く一般に公開
 することに支障があるものなどは、納本の対象とはなりません」となっています。
個人の出版も対象になりますが、私にとっての問題は「相当部数作成された」という点
ですね。あの部数でも対象になるのかな(笑)。
しかし、他の文面からも納本すれば、受け取ってくれるみたいです。
原則として1部だけで良いのですが、2部納本すると1部目を東京本館で、2部目を関西館
で所蔵することになります。
そして図書館資料として登録され、その書誌データが作成されると、国立国会図書館
ホームページの「日本全国書誌」に掲載され、書誌データを検索できるようになります。
保存期限についても
「期限はありません。保管に適した環境の書庫で、可能な限り永く保存し、利用に供し
 ます」との事です。


実は「納本制度」については、おぼろげに知っていました。
コミケ本を作る時も、チラッと頭をよぎったのですが、つい忘れていました。
法律では、納本は「発行日から30日以内」となっています。
また、理由なく納本しないと「小売単価の5倍以内の罰金」だそうですが
「現在まで適用されたことはありません」だって。
国立国会図書館、何てお茶目なんでしょうか(笑)。
戸松遥論と高垣彩陽論」「スフィア論」が、書誌データとして登録され、また実際の
閲覧も可能になるなんて、想像しただけで大興奮ですよ。
いつか、後世の研究者(?)の役に立つ日が来る事を夢想してしまいます。


決めました。年内に絶対、納本しますとも!!