「鳥獣戯画展」に行って来ました。

2010年3月10日分から、試験的に書いています。
本家(2009年1月5日〜)は、こちらです。
http://stsimon.seesaa.net/



入館まで80分待ち。入館してから、目玉の鳥獣戯画甲巻にたどり着くまで更に3時間(笑)。
でも、その甲斐はあったと思います。
シャープで美しい描線、躍動する擬人化された登場人(?)物、実に豊かな表情してます。
この繊細な墨一色で描かれた絵は、実際に観ないと良さが実感出来ない気がします。
まるで、約1000年の時を超えて、絵師の息吹が感じられます。
とは言っても、作者も成立年代も謎だらけなんですが(笑)。


かつて、手塚治虫も絶賛した「鳥獣戯画」。
「日本漫画の原点」とも言われますが、確かにあの諧謔精神は素晴らしいものです。
コミックやアニメの制作関係者は、必ず観るべきものだと思います。
こういう優れた文化に触れる事が、あやひーやハルカスの言う「引き出しを多く持つ事」
に繋がると思います。
ところで私は猫の表情が気に入りました。猫好きには分かる筈(笑)。


東京国立博物館にて、6/7(日)まで開催です。