スフィアライブのアンコールは本物なのか?

2010年3月10日分から、試験的に書いています。
本家(2009年1月5日〜)は、こちらです。
http://stsimon.seesaa.net/


さだまさし「アンコール論」が秀逸です。
流石に、ライブ回数4000回を誇る人の話には説得力があります。
「呼ばれないのに出ていく必要はないと思う」とかは、あたり前の話だと思いますが、他の
部分も極めて真っ当な考えで納得させられます。
アンコールが長く続いて「最後にはステージに座って、「お願いだから帰って!」って懇願
してみんなに帰ってもらいました(笑)」とか
「こちらがすごくいいステージができて、やる気まんまんなのに、いいステージだったからって
客席がアンコール1回で満足してしまって、俺はまだ出たいのに出れなくて「最近のお客さんは
躾がいいね」ってつぶやきながら楽屋に戻って終わっちゃうってこともあるよね。アンコールも
生き物だと思うね」とかは、アーティストと観客の「vivid brilliant door!」じゃなくて、
ビビッドな関係が伺えて興味深いです。


さださんの「アンコール論」を読むと、スフィアライブのアンコールに疑問が湧きます。
あの予定調和ぶりを「アンコール」と呼ぶのは、間違っているのではないでしょうか。
だって、あの「アンコール」では、グッズのTシャツに着替え、告知をするのが定番です。
それは既に、ライブの内容として組み込まれている訳です。
「アンコール!」と叫ぶ観客の気持ちは真実だとは思いますが。
私がいつも思うのは、「誰もアンコール言わなかったらどうなる?」ですが、きっとスフィア
の皆さんは出てきて、何事も無かったように告知すると思います(笑)。
スフィアは「盛り上がってますか!?」みたいに観客を煽るのだから、「アンコール!」のある
限り応じるのが義務だと思いますが、せいぜい「ダブルアンコール」が1回あるのみ。
観客も、それ以上が無い事は経験上知っていて、納得してしまっている訳です。
それは、アーティストと観客の関係としては寂しいものがあります。
もっと色々な「アンコール」を経験したいものです。


スフィアの皆さんとミューレの「アンコール」に対する考えを聞きたい。