バカ高いパン屋は、いつ潰れるのか?(笑)。

2010年3月10日分から、試験的に書いています。
本家(2009年1月5日〜)は、こちらです。
http://stsimon.seesaa.net/


8月に、東京の自由が丘に、RITUEL(リチュエル)というパン屋が開店しました。
パン屋と言うと、怒られるかも知れません。
お店は「ヴィエノワズリー専門店」と言って欲しいみたいです。
ヴィエノワズリー=酵母発酵させたパン生地、又はさまざまなペストリー生地を焼いた
菓子パンの総称。らしいです。
パリの人気店が、日本初の出店という事で一部(どこ?)で話題になってます。
「なんちゃら専門店」より「おフランスの高級菓子パン屋」の方が、分かりやすいと思います。


先日、自由が丘に用事があったので、立ち寄ってみました。
何だかビルの奥の方にあり、若干分かりにくい入口です。
驚いた事に、品物は9種類だけです。フランスのパン屋なのにバゲットも無し。
その9種類のうち5種類は、エスカルゴというクロワッサン生地をくるくる巻いたペストリー
とそのバリエーションです。だから、印象としては種類が少ないです。
オーナーは、原料や製法にもの凄い拘りを持っているようです。
金のかかった冊子に色々と書いてあります。


この冊子の原価が気になります(笑)。
私は、エスカルゴショコラ・ピスターチを買ってみました。
ところで、この店はよくある自分で品物をトレイに乗せる方式ではありません。
商品はケース(平らで大きなガラスケースだよ)に並んでいて、売り子のお姉さんが対面販売
するのです。お客は品物を一個一個指さして指定します。
実は、一個一個の焼き色が、かなり違います。また、大きさやピスターチペーストの見え方
も違って見えました。まさか、原料の分量は同じでしょうが。
良く言えば「手作り感に溢れている」、悪く言えば「作ったバイトは素人かよ」かな(笑)。
そして、驚くのが値段。私が買ったのは1個が690円。ペストリー1個だぜ!?高いよ!
というのが正直な感想。エスカルゴは、690円と790円の2種類です、価格的には。
知人は、1個690円ならケーキを買うと言ってました。確かに。
でも、高いのには理由がありました。色々な拘りは別として・・・1個がデカいんだよ!


写真左が私が買ったエスカルゴショコラ・ピスターチ、右がダロワイヨのパン・オ・レザン。
体積では、左が右の2倍くらいあります。価格が690円対314円なので、ちょっと高いくらいか。
何だか、ダロワイヨが庶民的に見えます(笑)。
肝心の味は・・・・・・普通に美味いですが、飛び抜けた印象はないかな。
デカいので、食べていると少し飽きてきます。
書いてあった、ベストの食べ方をしなかったのは失敗でしたが。
半分の大きさにして、価格も半分にすれば、もっと買いやすいんですけどね。
そんな事言ったら、頑固なオーナーに怒られそうです(笑)。


以前、自由が丘にあった「シナボン」というシナモンロール専門店。
開店当初は大行列でしたが、2年で潰れ・・・いや、撤退しました。
このお店は、大行列の話も聞かないし、私が行った時はかなり空いていました。
パンの種類も少ないし、1個の値段も高い。
何だか「シナボン」と同じような運命を感じないでもありません。
スフィアの皆さんも、一度は話のネタに行ってみてはどうでしょうか。店があるうちに(笑)。


まぁ、競馬で儲けたら「自分へのご褒美」でまた買おうかな。店が(以下略)。