スフィアファンの行き着く先。

2010年3月10日分から、試験的に書いています。
本家(2009年1月5日〜)は、こちらです。
http://stsimon.seesaa.net/


さて、タイトルはアレですが、あくまで思考実験(?)なので気にしないで下さい。
中島敦の短編に『名人伝』という小説があります。
弓の名人になろうとして修行をする人のお話です。
これは元ネタは中国の古典なのですが、いかにも東洋的な芸事の結末で興味深いです。
最初は師匠に「瞬きをしない」訓練をさせられます。
それが出来たら、今度は「物を大きく見る」訓練です。
遂には、シラミが馬のような大きさに見えるようになります。
ここまで3年かかりました(笑)。
えーと、スフィアファンだと、スフィアの写真が等身大に見えれば成功です。ホントかよ。


物が大きく見えれば、百発百中です。もう、師匠は教える事がありません。
えーと、スフィアファンだと、イベントやライブに全通しているレベル。上級者です。
何しろ名人になろうとしている人ですから、とても野心家でもあります。
身の危険を感じた師匠は、さらに上の名人を紹介して厄介払い(笑)。
その名人はヨボヨボの老人。
目の前で腕前を披露しますが、老人は全く驚かず「それはまだ初心者じゃのう」(意訳)。
老人は、崖から落ちそうな不安定に石に乗り、何と弓も持たず弓を射る格好だけで、ゴマ
粒のように高く飛ぶ鳥を撃ち落としてしまいます。「これが本当の上級者じゃよ」(意訳)。
えーと、スフィアファンだと、部屋に引きこもり、目の前1mでスフィアライブが行われて
いる脳内映像を作れる人。かなり危ない人(笑)。


さて、その老人の元で9年間修業して、山奥から下界に戻ります。
その顔を一目見た元の師匠は「これこそ天下の名人だ!」と叫びます。
実は、ぼんやりした表情の、ちょっと見ると知能の低い人みたいになってました。
それから死ぬまでの40年間、一度も弓を持たず。色々と凄い噂は立ちますが。
そして、死の1〜2年前のエピソード。
壁に掛かった弓を見て「あれは何と言う物で、何に使うのか?」と聞いて周囲を驚かせます。
えーと、スフィアファンだと、壁に貼られたスフィアのポスターを見て「あの可愛い4人の娘
は何をしている人なの?」と言うのが名人だ!ホントかよ・・・。


まぁ、ただのボケ老人という説もある。私も、そうなる予感がある(笑)。