凄いパン屋さん。
2010年3月10日分から、試験的に書いています。
本家(2009年1月5日〜)は、こちらです。
http://stsimon.seesaa.net/
最近月に一度、用事のついでに立ち寄っているのが、都立大学にある
Toshi Au Coeur du Pain(トシオークーデュパン)というお店です。
このお店の凄いところは、色々あるけど
①いつ行っても、店主が小麦粉を捏ねて焼き作業をしている。
もう7〜8回行ってますが、一度の例外もありません。
店主は、常に商品の売れ行きに注意して、品切れにならないようにしています。
少しずつ作っているので、バゲットを一度に4本以上買う時は予約するシステムです。
そのため、バゲットを買うといつも焼き立てです。
こんなパン屋さんは初めてです。お客には嬉しいけど、提供する方は大変過ぎます。
②バゲット1本、税込まさかの173円!
バゲットトラディションも、1本税込248円です。有名店(この店も有名だけど)だと、
それぞれ100円以上高いです。こんなに安くして大丈夫なのか、というくらい安い。
店主がフランスで修業していた時、お金が無くて1日をバゲット1本で過ごしたそうです。
バゲットが安いのは、その価格と味を再現して、普段使い出来るのを目指したとか。
③バゲット、バゲットトラディションがメチャ美味い。
安くても問題は味です。バゲットトラディションは、トップクラスだと感じました。
バゲット、バゲットトラディションの2種類ある店は多いけど、この店ほど2種類を
差別化している店を知りません。
2種類の小麦粉、発酵工程、焼き方が全然違うんだろうな、と素人にも分かるほど(笑)。
写真左がバゲット、右がバゲットトラディションです。
バゲットは白っぽいけど、このタイプは一度だけ普通のパン屋で食べた記憶があります。
内部は気泡が小さく均一、微妙に白くはない。小麦の味はシッカリと感じます。
バゲットトラディションの内部は、気泡が大きくモッチリした生地。色も濃いです。
こちらは、よくあるタイプだと思いますが、大変美味しいです。
2種類とも皮がパリパリではなく、弾力があるのが他には無い特徴かな。
水分をギリギリ残した焼き方という印象です。
技術的には、温度管理が難しそうで、かなり高度じゃないでしょうか。
皮がパリパリに硬くないので、サンドイッチにした時にも食べやすいです。
この店と、ドイツパンのショーマッカーがご近所にあれば、他のパン屋はいらない(笑)。