ぺるりん問題を考える(笑)。

2010年3月10日分から、試験的に書いています。
本家(2009年1月5日〜)は、こちらです。
http://stsimon.seesaa.net/


下田市公認のゆるキャラ・ぺるりんが大変な事になってます。
「ぺるりん」とは、下田商工会議所青年部が考案し、2015年5月にデビューした、所謂ゆる
キャラですね。
黒船艦隊の司令長官ペリーの故郷、アメリカ・ニューポート市生まれのペンギンの妖精と
いう設定で、ペリーとペンギンをかけ合わせたような名前を付けたという自信作だそうです。


ところが、今年の6月に市長選で、現職を破って初当選した福井祐輔市長。
この人が、いちゃもんを付けたのです。
「ペリーはアメリカからすれば英雄。それを『ぺるりん』とちゃかしたような呼び名にする
のは外交儀礼上も望ましくない。さらに、ペリーが下田を象徴するキャラクターか疑問もある」
と言ってます。
ぺるりんは、黒船祭りで訪れた米兵にも人気があったそうで、そんな写真もあります。
それに対しても
「相手(下田)を気遣った外交辞令のようなもの」「市の公式行事には出ないでほしい」と取り
あいません。市が出している、ぺるりんの年活動費約150万円の削減も匂わせているとか。
色々と、ツッコミどころ満載の市長発言ですが、いちゃもんなんて何にでも付けられるもの
ですなぁ。


アメリカ政府やペリーの子孫が何か言ってきたら、対処すればいいんじゃないのかな。
そんな可能性も限りなくゼロだと思うけど。
大体、ぺるりんの造形もペンギンであり、ペリーでは無い。名前を借りただけです。
何だか、一見アメリカに気を遣い過ぎな市長さん。
経歴を見ると、防衛大学から陸上自衛隊一筋の、昔風に言えば職業軍人上がりな人。
だから、アメリカにペコペコ、いや気を遣っているのかとも思えます。
他の「偉人ちゃかし」には無関心のようですし。


でも、別の見方も出来そうです。
それは、軍人であるペリーが「ちゃかされた」のは、同じ軍人である自分が「ちゃかされた」
事にも通じると、無意識のうちに感じているのではないでしょうか。
そうでも考えないと、この過剰反応は説明出来ません。
まぁ、この騒ぎが市長を含めたデキレースなら面白いんですが(笑)。


この人が、大洗市の市長だったら何を言うか、を考えるのが上級者(何の?)かも。