近年最大のチャレンジだったかも。

2010年3月10日分から、試験的に書いています。
本家(2009年1月5日〜)は、こちらです。
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実は、恥ずかしながら舞台に立ちました・・・つまり、ある作品に出演しました。


素人の公募があったので、迷った末に応募したら通ってしまいました。
稽古にはお金を払うし、普通なら怪しいのですが、信頼出来そうな団体だったので(笑)。
声優論、つまり役者論を書いた私としては、役者を経験出来るのは貴重な体験になると
思ったのです。
いや、それもあるけど、あやひーがやっている事を追体験したかったのが本音です(笑)。


実質3ヶ月くらいの稽古期間でした。
仕事をしているので、全ての稽古に参加出来た訳ではありません。
これも、『Run for Your Wife』におけるあやひーと同じで嬉しい。←やや変態。
でも、舞台を作る過程を体験出来たのは、本当に得難い経験です。
台本のセリフが変わったり、演出も現場でどんどん変わったり、演劇のダイナミズムを
実感しました。本当に、本番までの稽古の過程が楽しいんですよ。
そして、舞台を中心に活動するプロの役者さんの凄さも分かりました。


私が一人で言うセリフはナッシングでした(笑)。
ダンスパーティーで相方の女性と踊り、愛のセリフを集団で言い、3曲合唱し、「殺せぇ!」
と集団で叫んだり・・・そんな役でした。
よく行くお店の人がチケットを買ってくれて感激しました。
お金を取る公演である以上、そして何より出演する以上、真剣にやらなければなりません。
自分なりに役柄の設定を考えて、その人物の「人生を生きたい」と思いました。
もちろん、それが出来たかは疑問ですが(笑)。


それにしても、2時間弱の本番はアッという間に終ってしまいました。
反省点もあるけど、充実感・達成感と虚無感が交錯した不思議な感覚です。
もう、このメンバーで同じ舞台をやる事は無いのだなぁ、と思うと寂しい気がします。


そうそう、もう一つだけ印象的な事がありました。
集団で言うセリフに疑問な箇所があったので、演出助手の人に質問してみました。
何と言うのか、その前後の内容からこのグループのセリフとしては矛盾していると思った
のです。私は稽古に全部出ていないので、説明済みの可能性もありましたが。
ただ、私の周囲の出演者でキチンと説明出来る人もいなかったので質問したのです。
そして、納得のいく説明をしてもらいました。これは、良い思い出です(笑)。


また舞台に立つ機会があるのでしょうか。あれば嬉しいなぁ・・・。