大変失礼な座談会。

2010年3月10日分から、試験的に書いています。
本家(2009年1月5日〜)は、こちらです。
http://stsimon.seesaa.net/


最近、将棋中継でニコ生より視聴者を集めているらしいAbemaTV。
AbemaTVの方が画質もいいし、無料の人も追い出されないから当然の結果でしょう。
私もAbemaTVを観ています。


さて、そんなAbemaTVで面白い番組がありました。
現在25連勝中の藤井聡太四段(14)ですが、この記録の中には2回負けた棋士が4人います。
その内の3人を集めて座談会をさせるという、素晴らしいのか酷いのかよく分からない
企画で、その名も
『藤井四段に「2度負けた男たち」の証言』
ナレーションでも「大変失礼ながら」と無遠慮に言ってましたが、中々面白かったです。


出演した3人の中で一番レイティングが高い(≒強さ)のは都成四段でした。
21戦目の6/7に負け、25戦目の6/10にも負けています。
6/10に負けた時は、本当にガックリしている様子が映し出されていました。
座談会の内容は・・・よく覚えていませんが、藤井四段を褒めてました(ザックリ)。
都成四段「完敗でした」
竹内四段「凄い棋士になると思う」
浦野八段「(我々は)藤井聡太被害者の会(笑)」


藤井四段の次の対局は、6/15のC級2組順位戦の初戦で、相手は瀬川晶司五段です。
これは重要な対局で、名人戦に続く長い道のりの第一歩です。
このクラスを抜けるには、10戦全勝か9勝1敗が必要です。
ここは順当に勝てると思います。
しかし、そういう時ほど危ないのも勝負事です(笑)。
瀬川五段は、一度年齢制限の壁でプロを諦めましたが、アマで活躍して異例のプロ編入
試験に合格してプロ棋士になった苦労人です。
今までの対局者の誰よりも取材慣れしているのは強み。プレッシャーに強そうです。
研究して、一発狙っているのは確実です。
ここを勝てれば、その次の学生名人(アマ)戦は問題ないでしょう。


強敵は、28戦目の澤田真吾六段戦6/26でしょうか。
実は一度勝ってはいますが、澤田六段の終盤のミスが無ければ負けていた対局でした。
澤田六段は、今年は王位戦で、挑戦者決定戦にまで進出しています。
挑戦者にはなれませんでしたが、間違いなく若手の実力者です。
澤田六段は負けると、次回の『藤井四段に「2度負けた男たち」の証言』に出演しなけれ
ばならなくなります・・・すいません、冗談です。


大変失礼な座談会でしたが、面白いアイデアでした。