スフィアにとっての「1年間音楽活動休止」の意味。

2010年3月10日分から、試験的に書いています。
本家(2009年1月5日〜)は、こちらです。
http://stsimon.seesaa.net/


実際問題として、ファンは1年間スフィアのニューシングルやライブを経験する事は出来
なくなります。
それは寂しいし、人によっては辛すぎて(他のユニットへの)浮気に走るかも知れません。
・・・私は浮気しませんが(笑)。
多くのファンにとっては、今回のライブツアーの後に来る「無」が見えています。
いつものライブツアーと同じ気持ちで行ける訳は無いのです。
ファンがいつもより熱狂しているように見えるのは、その感情故だと思ってます。


まぁ、私の場合は少々感傷的になっていますが。
だから、「充電」前のライブツアーでは、今までの曲を全部歌ってくれるんじゃないかな
などと漠然と思っていました。
ところがどっこい、終了した4公演のセットリストが2種類だけなんて誰が想像したで
しょうか。今まであった「会場限定曲」も無いし、ソロ曲まで同じとは。
この2種類のセットリストをA,Bとすると、ソロ曲を除いたA,B各16曲のうち、異なる
のは5曲となっています。
今までのスフィアのライブツアーから見ると、言葉は悪いけど若干「手抜き感」があります。
今後、セトリが大幅に変わるかも知れないので、暫定的な感想です(笑)。


ところで、今回のライブツアーは「アルバム『ISM』を引っさげて」という側面もあり
ます。スフィアの皆さんも、そのように発言していました。
確かに、A,Bでは『ISM』の新曲4曲を全て歌っています。
最初の曲と最後の曲が『ISM』の新曲という構成も変わりません。
最初の曲が、『ISM』のリード曲で、最後の曲が観客にも歌わせるというガッシリした
構成なので、ひょっとして最終公演まで続く可能性もあります。
思ってた以上に『ISM』色が強いですからね。


つまり、スフィアにとっては「最新アルバムを引っさげて、いつものライブツアー」と
同じという感覚にも思えてきます。表面的な構成を見れば「充電」を意識しているとは
思えません。
ファンが「充電」に一抹の不安を覚えているのに比べれば、スフィアの皆さんにとって
は、不安なんてゼロでしょう。
前にも書きましたが、個人的には今回の「充電」は「ソニーによるスフィア奪還運動」
だと思っています。
だとすれば「充電」後は、また非常に忙しくなるでしょう。
スフィアにとっての「充電」つまり「1年間の休暇」は、もう二度と無いのかも知れません。


今回のライブツアーでのスフィアの皆さんの弾けっぷりは目立っています。
それは、ファンの不安を払拭する意味もあるでしょうし、そう信じたいです。
そして、来るべき二度と無い「1年間の休暇」に対してテンションが上がっているという
のも大きいと、勝手に思ってます。
休日の前日は楽しいものですからね。
いずれにしても、同じハイテンションでも、スフィアとファンでは意味が違いそうです。


ミューレが「充電」期間にソロのスケジュールを詰め込むのは確実ですが(笑)。