コミック「将棋めし」が面白い。

2010年3月10日分から、試験的に書いています。
本家(2009年1月5日〜)は、こちらです。
http://stsimon.seesaa.net/

将棋を描いたコミックは、色々あります。その中でも異色なのが「将棋めし」です。

主人公は、女性棋士(現実にはいません)で対局も描かれていますが、テーマの中心は
棋士の食事風景です。
最近は、実際の棋士の食事も話題になる事が多くて、タイミング的にも良いです。

ヒロインが、いきなりタイトル「玉座」を獲得して驚きますが、そこはファンタジー
という事で宜しいかと思います。
食事風景は、実際のエピソードを参考にしているのが伺えて、とても面白いです。
ヒロインが鰻の「梅」を注文→対局相手は「竹」を注文→ヒロイン「松」に変更。
相手より食事で格上に立とうとするヒロイン。
実際の女流棋士は攻め将棋が多いし、ヒロインの性格が浮かび上がります(笑)。

まだ第1巻しか出てませんが、この調子なら深刻(ぶった)漫画にはなりそうもなく、
楽しく読めそうです。将棋の棋譜監修が広瀬八段というのも心強いです。
巻末に実際の棋譜が出ていて驚きました。
なるほど、この棋譜を見ながら第1話を読めば、余計に楽しめます。
広瀬八段の棋譜解説も嬉しいし、｢会心の出来｣と将棋に勝ったようなコメントも
気合いの入り方が分かります。

そのうち、現実を反映して食事のための外出は無くなるんでしょうか。