ミューレフェスの謎。

2010年3月10日分から、試験的に書いています。
本家(2009年1月5日〜)は、こちらです。
http://stsimon.seesaa.net/


スフィアライブ中野(8/13)で発表された新情報で、私が特に注目したのは
①スフィアのニューシングル発売11/8
ミュージックレインフェスティバル2017の開催10/22
でした。
特に今まで、ありそうで無かったのがミューレフェス。
ソロイベントのミュージックレインボーは、結構やっているのにね。
ミューレフェスが初開催される理由を考えると、単純に喜んでいいのか悩みます。


まず、スフィアは、ミュージックレイン所属ではありません。
スフィアメンバー個人ではミューレに所属しています。
しかし、声優ユニット・スフィアとしては、ランティス所属です。
つまり、スフィアがミューレフェスに出演するには、ランティスの許可が必要です。
そして今回、ランティスの許可が出た意味は何でしょうか?


以前に、今回のスフィアの充電は「ソニーによるスフィア奪還運動」と書きました。
その中で「私がランティスだったら、当然お金は要求します」と冗談めかして書き
ましたが、最近その考えが更に強くなりました。


大体、ランティスがスフィアを手放す理由・メリットは全くありません。
コンスタントに1万人の観客を集める人気ユニットですから、安定した収益が見込め
ますからね。
一番恐れたのは、ユニット活動に疑問を持ったスフィアメンバーからの「充電」希望
でした。しかし、彼女達の言動を調べましたが、その兆候は無かったです。
まずは一安心です。


ならば、今回動いたのはミューレ(ソニー)側という推測が妥当かと思います。
いつからミューレとランティスの考えが違ってきたのかは不明ですが、私に言わせれ
ば、よく8年も同床異夢が続いたものです。
ミューレは4人を育てるにあたって「声優をベースにその人の才能を伸ばす」と公言
していますが、ランティスにとっては「スフィアで利益を上げる」でしかありません。
もちろん、ミューレもこの4人で稼ぐ目的は大きい筈ですが、それだけでないのも確か
だと思ってます。


ランティスは、スフィアをある意味自由に使える訳ですが弱みもあります。
それは、スフィアの4人はソロではミューレと契約している事です。
スフィアの活動の元になる4人のスケジュール管理を握っているのはミューレなのです。
ミューレが「スケジュール的に無理」と言えば、ランティスも強くは出れないでしょう。
そういう均衡状態で8年間もやってこれたのは、部外者の私から見ると奇跡的です。
ミューレとランティスのどちらか、あるいは両方に有能な調整役がいるのでしょう。


しかし、ある時期からミューレ(ソニー)の戦略として、スフィアがソニー系列に所属
する必要が生じたと思われます。
スフィアで「稼げる」という経済的な理由も大きいでしょう。
そもそも、スフィアがソニー系に所属しないのは不自然です。
スフィアの後輩であるTrySailは、個人としてもユニットとしてもソニー系列に所属
しています。
この不自然さが端的に現れたのが、5月にあった「MUSIC THEATER 2017」です。
ソニー系列に所属するミュージシャンがアニソンを歌うイベントです。
このイベントには、TrySail雨宮天さんは出演しました。当然です。
そして、高垣彩陽さんと戸松遥さんは出演しましたが、スフィアは出演していません。
イベントの出演条件からも、スフィアは出演不可能なのです。分かりにくい話です。


話が少々脱線しましたが、ランティスがスフィアを手放すにあたって、言葉は悪い
けど「賠償金」を要求するのは企業としては当然です。
個人的には、「賠償金」を「スフィアの直近1年分の収益」を基準とするのは合理性
があります。
そうすれば、「ミューレフェスへの出演許可」の意味も見えてきます。
更には、スフィア台湾公演の突然の追加日程やCDの発売など、「年内詰め込み感」
が半端ありません。
ランティスとしては、なり振りかまわず「最後の収益確保」に走っている感じです。
それが「賠償金」にも直結するのであれば、一石二鳥です。
ひょっとして「ミューレフェス」を提案したのは、ランティスじゃないのか(笑)。


「ココロ☆ハルカス」(2017-08-19)のラストで、戸松遥さんが「ミューレフェス」
について語っていました。その中で、スフィア出演について「特別枠での出演」と
語っていて驚きました。微妙な事を正直に言っちゃってるなぁ(笑)。
ハルカスは、雑誌のインタビューでもスフィア結成について「大人の方たちは私達
の知らないところで色々動いてくれていた」と語っています。
今回の「充電」についての正直な感想も聞きたいものです。


さて、ミューレフェスには当選したいです。うん、多分最前列が取れる(笑)。