サルの自撮り写真をめぐる著作権裁判が決着。

2010年3月10日分から、試験的に書いています。
本家(2009年1月5日〜)は、こちらです。
http://stsimon.seesaa.net/


私も3年前に書いた記事ですが、裁判になっていたんですね。
これは「サルが写真家のカメラを使って撮影した自撮り写真の著作権は誰にあるのか」
という、哲学的と言うのか・・・チョー下らない問題です。


英国の写真家デイビッド・スレーター氏側は「サルが自撮りするまでに、サルとの信頼
関係構築に数日を費やしており、同氏が著作権を主張するのに充分な努力をした」と
主張。「サルとの信頼関係構築」って(笑)。


米国の動物愛護団体「PETA」は、2015年に「写真の著作権はナルトにある」として
ナルトを代弁して提訴。ナルトは自撮りしたサルの名前です。
2016年に米国の地方裁判所は「サルに著作権の保護は適用されない」という判決を出し
「PETA」が控訴していたという流れです。
「PETA」はナルトに頼まれていたのかよ(笑)。


今回の決着内容は
①「PETA」が提訴を取り下げる
②写真家は、自撮り写真から得られる収益の25%をサルの保護のために寄付する
という事です。
形式的には和解ですが、「サルに著作権は無い」という点は明白になったので、実質的
には、写真家側の勝利です。


今回はミューレ云々は書きませんよ。コワモテの某チーフマネに睨まれると怖い(笑)。