将棋の第30期竜王戦七番勝負は、渡辺竜王が1勝を返す!

2010年3月10日分から、試験的に書いています。
本家(2009年1月5日〜)は、こちらです。
http://stsimon.seesaa.net/


第1局→10/20-21(東京・28年ぶりの公開対局)、羽生棋聖の勝ち。
第2局→10/28-29(岩手県大船渡市)、羽生棋聖の勝ち。
第3局→11/4-5(群馬県前橋市)、渡辺竜王の勝ち。


これで、渡辺竜王の1勝2敗となりました。
第3局は、先手の羽生棋聖中飛車で渡辺竜王居飛車、双方が穴熊に潜りました。
ずっと互角の展開だったようですが、羽生棋聖の▲8二銀打(香取り)が疑問だった
らしく、渡辺竜王が優勢を保ち押し切りました。
渡辺竜王は、大分調子を取り戻しつつあるようです。
特に不利な後手番で勝てたのは大きいです。


渡辺竜王は作戦家なので、次局の先手番でどんな作戦でくるのか注目です。
羽生棋聖が今回中飛車にしたのは、流石にオールラウンダーの余裕でしょうか。
あるいは、立会人が振り飛車党の大物・藤井猛九段(元竜王)だったせいかも。
羽生棋聖は、藤井システム(藤井猛九段創案の革命的な四間飛車)をよく採用するし
同年代の藤井猛九段へのリスペクトが感じられます。
因みに、羽生棋聖は家では藤井九段を「藤井くん」と呼んでいるとか(笑)。


次の竜王戦第4局は、11/23-24に新潟県三条市で行われます。