高垣彩陽さん出演の『CRAZY MANSION!!東京2日目』(2018-03-18)

会場 東京芸術センター天空劇
昼の部 14:00開場 14:30開演。夜の部 17:30開場 18:00開演。




昼の部 「マグロとハンバーグと4人」
出演:茅原実里 / 日笠陽子 / 高垣彩陽 / 山岡ゆり
夜の部 「幸福の猫と5人」
出演:茅原実里 / 日笠陽子 / 高垣彩陽 / 阿澄佳奈 / 山岡ゆり


本公演は「minori’s theater 〜CRAZY MANSION!!〜」というタイトルが付いて
いて、茅原実里さんのアイデアによる朗読劇です。
そして茅原さんが、仲の良い声優さん達に声を掛けて実現したものだそうです。


脚本が漫才の台本みたいなのは、まぁいいとしても内容が薄いです。
昼の部は、勘違いネタにしても引っ張り過ぎの印象でした。
そして、ダスティン・ホフマンはまだしも、映画「卒業」は流石に古すぎます(笑)。
分かる人がどれくらいいたのかな。
夜の部の方が、脚本的には練られていると思いました。


声優さんの朗読は、やっぱり仕事柄達者です。
ただ、アドリブがらみでふざけ過ぎて時々素に戻るのは如何なものか。
「劇」と付いている以上、舞台の上では役者として、つまり役柄に徹して欲しい
です。観客は声優さん目当てなので、そういう素に戻る場面が楽しいのは分かり
ますが、これは「劇」であってトークショーではないのです。
その点で、一番素に戻るのが少なかったのが(無かったとは言わないけど)高垣彩陽
さんだったと感じました。


あやひーの役柄が衣装(エプロン)も含めて、記号として際立っているので抜群の
存在感がありました。逆に演技力があるので、その役柄を与えられたのかも。
茅原さんのお芝居は不思議でした。
どうみても、裕福なマダムで(売れない)演歌歌手には見えないんですが(笑)。
「消しゴム」を経験している人ですよね。
素なのかお芝居なのか分からない、みのりんワールド全開でした。
まぁ、あやひー目当てでしたが楽しめましたよ。


これは、劇そのものよりも、好きな声優さんを観るための舞台ですね。